きょう30日にテレビ東京系で放送される『世界!ニッポン行きたい人応援団』(毎週月曜 後8:00)で、江戸時代初期の剣術家、宮本武蔵が、自ら赤樫の木を削って作ったという、日本で唯一現存する赤樫木刀が特別公開される。
生涯で60戦以上を戦い、無敗だったとされる剣豪・宮本武蔵。自ら作ったその木刀は、晩年には杖として使用していたとも伝わり、武蔵の剣術を受け継ぐ「兵法二天一流」の後継者によって代々受け継がれてきた。十代目の宗家が、大分県の宇佐神宮(全国に約4万600社ある八幡宮の総本社)に奉納してからは、同神宮で保管されている。
番組は、ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界中で捜索して招待し、滞在中も密着するリアルドキュメントバラエティー。今回、宮本武蔵を愛し、「ニッポンの道場で剣術の稽古がしたい」というアルゼンチンの女子中学生が招待された。
まず、念願だった宮本武蔵ゆかりの地、熊本へ向かい、武蔵が晩年に「五輪の書」を籠って著したとされる金峰山(きんぽうざん)山麓にある洞窟「霊巌洞」を訪れた。さらに、大分で武蔵の剣術「二天一流」の稽古に参加。少女の武蔵への尊敬の深さに、兵法二天一流の十二代宗家・吉用清さんが感動し、通常は非公開となっている「武蔵の木刀」をサプライズで見せてくれたのだ。
その息を呑むほどの神々しさに、「武蔵先生の気がこの木刀から伝わってくるような気がします」と、少女の手が震えた。木刀の表面には、武蔵が好んで掘ったという、中唐の詩人、白楽天(白居易)の詩「寒流月帯びて澄めること鏡の如し」(決戦の場にのぞむ侍が心がけるべき平常心、不動心をあらわす一節)も見ることができる。
生涯で60戦以上を戦い、無敗だったとされる剣豪・宮本武蔵。自ら作ったその木刀は、晩年には杖として使用していたとも伝わり、武蔵の剣術を受け継ぐ「兵法二天一流」の後継者によって代々受け継がれてきた。十代目の宗家が、大分県の宇佐神宮(全国に約4万600社ある八幡宮の総本社)に奉納してからは、同神宮で保管されている。
番組は、ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界中で捜索して招待し、滞在中も密着するリアルドキュメントバラエティー。今回、宮本武蔵を愛し、「ニッポンの道場で剣術の稽古がしたい」というアルゼンチンの女子中学生が招待された。
まず、念願だった宮本武蔵ゆかりの地、熊本へ向かい、武蔵が晩年に「五輪の書」を籠って著したとされる金峰山(きんぽうざん)山麓にある洞窟「霊巌洞」を訪れた。さらに、大分で武蔵の剣術「二天一流」の稽古に参加。少女の武蔵への尊敬の深さに、兵法二天一流の十二代宗家・吉用清さんが感動し、通常は非公開となっている「武蔵の木刀」をサプライズで見せてくれたのだ。
その息を呑むほどの神々しさに、「武蔵先生の気がこの木刀から伝わってくるような気がします」と、少女の手が震えた。木刀の表面には、武蔵が好んで掘ったという、中唐の詩人、白楽天(白居易)の詩「寒流月帯びて澄めること鏡の如し」(決戦の場にのぞむ侍が心がけるべき平常心、不動心をあらわす一節)も見ることができる。
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2017/10/30