10月2日にスタートした、NHK連続テレビ小説『わろてんか』(月〜土 前8:00 総合ほか)のヒロイン・藤岡てんを演じる葵わかな。オーディション3度目にして連続テレビ小説のヒロインの座をつかんだ。3月に発表会見があり、5月にクランクイン。以来、撮影続きの毎日だが、「1クールの連続ドラマの現場なら、すでに終わっている頃。むしろ、“朝ドラ”ここからはじまるといっても過言ではないくらいの心境です」と、話している。
連続テレビ小説97作目となる同作の舞台は、明治の後半から第二次大戦直後の大阪。当時活躍した芸人・文化人などさまざまなお笑いのパイオニアたちの人生をヒントに、いつも周りに笑いをふりまくヒロイン・てんが、ひょんなことから小さな寄席経営をはじめ、ついには日本で初めて“笑い”をビジネスにした女性と言われるまでになるまでのストーリーが、笑いと涙のオリジナルエピソード満載で描かれる。
第1週はてんの幼少期を子役の新井美羽が演じたが、第2週から本格的に登場する葵はどんなヒロイン像を見せてくれるのか。
「初めて台本を読んだ時、てんは自分とはかけ離れた人だな、と思いました。私自身はネガティブに考えがちで、慎重に物事をすすめたいタイプなんです(笑)。てんはいろんなマイナスな気持ちをポジティブ変換できる人。それが彼女の強さであり、魅力であり、演じながら『私も見習わなきゃ』と思うことが多いです」。
しかし、てんに扮している時間が増えていくうちに、「一心同体化してきて、てんと自分を切り離して考えることのほうが難しくなってきた」という。「(てんちゃんに)取り込まれているのか、(てんちゃんを)取り込んでいるのか、とにかくいっしょくたになっている感じです、周りの環境がそうさせてくれているのかもしれません。これまでに経験したどの現場よりも笑っている気がします」。
現場の雰囲気がとても明るく、笑いが絶えないというのは、松坂桃李らほかの出演者からも聞く話。「なかなか思うように撮影が進まない時でも、どこかで誰かが笑っている。まさに『わろてんか』ですよね。クランクインする前に、『タイトルに負けないように現場から笑っていこう』とスタッフさんがおっしゃっていて、本当にそうできるのかな?と思ったりもしたけれど、見事に有言実行されています」と、「笑い」のパワーでみなぎっている現場の様子を伝えた。
「私には、『つらいときは無理して笑うことはないよ』と言ってくださるのですが、誰かが笑っているだけで心がほっこりする。逆に私が笑っていることで誰かがそうなるといいなと思うんです。一日一笑いを心がけています」。
■今後の見どころは?
京都で古くから続く薬種問屋の長女に生まれたてんは、厳しい父から「人前で笑ってはいけない」と教わり育つ。しかし、旅芸人一座の北村藤吉(松坂桃李)との出会いにより、人生は一変。根っからの芸事好きで、「人生には笑いが必要」という考えの持ち主の藤吉と衝撃的な恋に落ちたてんは、親の反対を振り切って駆け落ち同然に藤吉と結婚。やがて、「笑いを商売にする」という大冒険の旅へ、漕ぎ出していく。
「このドラマの魅力は、展開がとっても早いところです。京都の薬種問屋のお嬢様として育ったてんが、気づけば大阪の米問屋で女中さんの格好をして働くようになり、どんどん変化していきます。その過程のなかで蓄えた経験の一つひとつを生きる力に変えて、大人になっていくてんを演じていきたいですね。
また、舞台が京都から大阪になると、お笑い芸人さんもたくさん出てきます。あまりに面白いので、リハーサルから普通に笑っちゃうんです。『わろてんか』には、いろいろな世界観が存在していて、それがひとつにつながっていくのも面白いなぁと思います。あまりにも目まぐるしくて、ついていくのが大変なくらいです(笑)。慌ただしい朝の時間にさらりと観られて、クスッと笑える。視聴者の皆さんの毎日の生活になじむようなドラマになるとうれしいです」。
連続テレビ小説97作目となる同作の舞台は、明治の後半から第二次大戦直後の大阪。当時活躍した芸人・文化人などさまざまなお笑いのパイオニアたちの人生をヒントに、いつも周りに笑いをふりまくヒロイン・てんが、ひょんなことから小さな寄席経営をはじめ、ついには日本で初めて“笑い”をビジネスにした女性と言われるまでになるまでのストーリーが、笑いと涙のオリジナルエピソード満載で描かれる。
第1週はてんの幼少期を子役の新井美羽が演じたが、第2週から本格的に登場する葵はどんなヒロイン像を見せてくれるのか。
「初めて台本を読んだ時、てんは自分とはかけ離れた人だな、と思いました。私自身はネガティブに考えがちで、慎重に物事をすすめたいタイプなんです(笑)。てんはいろんなマイナスな気持ちをポジティブ変換できる人。それが彼女の強さであり、魅力であり、演じながら『私も見習わなきゃ』と思うことが多いです」。
しかし、てんに扮している時間が増えていくうちに、「一心同体化してきて、てんと自分を切り離して考えることのほうが難しくなってきた」という。「(てんちゃんに)取り込まれているのか、(てんちゃんを)取り込んでいるのか、とにかくいっしょくたになっている感じです、周りの環境がそうさせてくれているのかもしれません。これまでに経験したどの現場よりも笑っている気がします」。
現場の雰囲気がとても明るく、笑いが絶えないというのは、松坂桃李らほかの出演者からも聞く話。「なかなか思うように撮影が進まない時でも、どこかで誰かが笑っている。まさに『わろてんか』ですよね。クランクインする前に、『タイトルに負けないように現場から笑っていこう』とスタッフさんがおっしゃっていて、本当にそうできるのかな?と思ったりもしたけれど、見事に有言実行されています」と、「笑い」のパワーでみなぎっている現場の様子を伝えた。
「私には、『つらいときは無理して笑うことはないよ』と言ってくださるのですが、誰かが笑っているだけで心がほっこりする。逆に私が笑っていることで誰かがそうなるといいなと思うんです。一日一笑いを心がけています」。
■今後の見どころは?
京都で古くから続く薬種問屋の長女に生まれたてんは、厳しい父から「人前で笑ってはいけない」と教わり育つ。しかし、旅芸人一座の北村藤吉(松坂桃李)との出会いにより、人生は一変。根っからの芸事好きで、「人生には笑いが必要」という考えの持ち主の藤吉と衝撃的な恋に落ちたてんは、親の反対を振り切って駆け落ち同然に藤吉と結婚。やがて、「笑いを商売にする」という大冒険の旅へ、漕ぎ出していく。
「このドラマの魅力は、展開がとっても早いところです。京都の薬種問屋のお嬢様として育ったてんが、気づけば大阪の米問屋で女中さんの格好をして働くようになり、どんどん変化していきます。その過程のなかで蓄えた経験の一つひとつを生きる力に変えて、大人になっていくてんを演じていきたいですね。
また、舞台が京都から大阪になると、お笑い芸人さんもたくさん出てきます。あまりに面白いので、リハーサルから普通に笑っちゃうんです。『わろてんか』には、いろいろな世界観が存在していて、それがひとつにつながっていくのも面白いなぁと思います。あまりにも目まぐるしくて、ついていくのが大変なくらいです(笑)。慌ただしい朝の時間にさらりと観られて、クスッと笑える。視聴者の皆さんの毎日の生活になじむようなドラマになるとうれしいです」。
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2017/10/09