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映画『鋼の錬金術師』監督が語る“実写”の理由「感情表現の振り幅が大きい」

 人気グループ・Hey! Say! JUMP山田涼介が主演を務め、荒川弘氏の人気漫画を映画化した『鋼の錬金術師』(12月1日公開)。国外でも人気の高い原作だけに、実写化発表時から大きな注目を集めてきた。メガホンをとった曽利文彦監督は、昨年夏に行われた撮影の合間に取材に応じ、“実写”の理由を「生身の人間による感情表現は、ほかのメディアで表現できる以上のものがある」と説明していた。

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 原作漫画、通称“ハガレン”は、月刊『少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で2001年から2010年にわたり連載され、全世界シリーズ累計発行部数7000万部超を記録。幼き日に最愛の母親を亡くした兄・エドと弟・アルの波乱に満ちた冒険と成長を描く。

 撮影を見学して驚いたのは、衣装の再現度の高さと、重いはずの赤いマントを着ながらも身軽に動く山田の身体能力。CG処理がされるため全体像は見えなかったが、“見えないもの”を相手に演技する難しさは一切感じない。軍服がよく似合うマスタング大佐役のディーン・フジオカや、個性的な衣装も違和感ないエンヴィー役の本郷奏多など、キャストたちの存在感が作品の世界観によくはまっているように感じた。

 メガホンをとった曽利監督は、『ピンポン』(2002年)などで知られ、『タイタニック』(97年)にCGアニメーターとして参加した経歴を持つ。かねてより、原作のストーリーに引かれたと語ってきており、改めて“実写”を選んだ理由を「『ハガレン』の世界は、ストーリーにエモーショナルな部分が多くて、感情表現の振り幅がすごく大きい。原作もすばらしいし、アニメーションで表現できることもあるけれど、生身の人間による感情表現は、ほかのメディアで表現できる以上のものがある」と説明した。

 主演として作品を引っ張る山田に信頼を寄せ、「山田くんのエモーショナルな部分の演技が一番の見どころだと思っているし、その部分に一番力を入れて、自信を持っています。アニメーションやコミックスとは違う一番のポインとになる」と力を込める。

 プロデューサーの濱名一哉氏も山田に大きく期待し、「曽利監督も原作者の荒川先生も、山田くんは唯一無二だと思うくらい、理想の主人公。山田くんじゃなかったらこの企画は断念していたんじゃないかなっていうくらいの気持ちを込めて、オファーをさせていただいた」と狙い通りのキャスティングだったと明かす。

 作品の世界観を忠実に再現するため、イタリアで撮影も行われた。「手前味噌に聞こえるかもしれないけれど、長年やってきたなかでも際立つ映像のクオリティー」と声を弾ませた濱名氏は、「実写化を発表したときから、原作ファンの反応は届いています。なかには心配する声もあると思いますが、その人たちを公開までにどんどん前のめりにさせたい。疑っていた人たちにも、“ひょっとしたら”と思ってもらうところから始めて、どんどんいい噂が拡散して、すごい作品になるんじゃないかと思ってもらえるように」と期待。「圧倒的支持に変える自信はある」と完成度の高さをうかがわせた。



関連写真

  • 撮影中の曽利文彦監督 (C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会
  • 映画『鋼の錬金術師』に出演する本郷奏多(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会
  • 映画『鋼の錬金術師』に出演する佐藤隆太(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会
  • 映画『鋼の錬金術師』に出演する佐藤隆太(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会
  • 映画『鋼の錬金術師』に出演するディーン・フジオカ(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会
  • 映画『鋼の錬金術師』場面カット(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会
  • 映画『鋼の錬金術師』場面カット(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会

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