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現地時間12日から17日まで、フランス南東部のアヌシーで開催された『第41回アヌシー・アニメーション国際映画祭』。カンヌ国際映画祭から1960年に独立し、アニメーション映画祭としては世界最大にして最も歴史の古い同映画祭で今回、長編部門のグランプリに当たるクリスタル賞に湯浅政明監督の『夜明け告げるルーのうた』、準グランプリに当たる審査員賞に片渕須直監督の『この世界の片隅に』が選ばれた。長編部門のグランプリを日本の作品が受賞するのは1995年『平成狸合戦ぽんぽこ』(高畑勲監督)以来、22年ぶり。国産アニメーション誕生から100周年の節目に華を添える快挙となった。 『夜明け告げるルーのうた』は、アニメ映画『マインド・ゲーム』(2004年)、テレビアニメ『四畳半神話大系』(10年)、今年4月公開の『夜は短し歩けよ乙女』などで知られる湯浅政明監督が、初めて完全オリジナル劇場用新作として発表した作品。作品は、寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)を舞台に、心を閉ざした中学生の少年・カイが、人魚の少女・ルーとの出会いと交流を通して、本当の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる、青春ストーリー。

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  • 『第41回アヌシー・アニメーション国際映画祭』公式サイトより。長編部門クリスタル賞に『夜明け告げるルーのうた』、審査員賞に『この世界の片隅に』が選ばれた
  • 『第41回アヌシー・アニメーション国際映画祭』の長編部門でグランプリにあたるクリスタル賞を受賞した『夜明け告げるルーのうた』の湯浅政明監督(右)とプロデューサーのチェ・ウニョン氏(右)(C)2017ルー製作委員会
  • 映画『この世界の片隅に』授賞式後の片渕監督(左)と真木プロデューサー(右)(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
  • 湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』が仏の『アヌシー・アニメーション国際映画祭』長編部門クリスタル賞(グランプリ)を受賞(C)2017ルー製作委員会
  • 映画『この世界の片隅に』(監督:片渕須直、原作:こうの史代)(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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