アニメ&ゲーム カテゴリ
ORICON NEWS

Eテレ『浦沢直樹の漫勉』第4期 『秘密』清水玲子氏、『富江』伊藤潤二氏ら

 『YAWARA!』『MASTERキートン』『20世紀少年』などの作品で知られる漫画家・浦沢直樹氏(57)が、日本の漫画界で活躍する漫画家たちの創作の秘密に、同じ漫画家の視点から切り込む、NHK・Eテレ『浦沢直樹の漫勉』シーズン4が3月2日から4週連続で放送される(毎週木曜 後10:00〜10:44)。

Eテレ『浦沢直樹の漫勉』シーズン4・第1回(3月2日放送)のゲストは『秘密-トップ・シークレット-』の作者・清水玲子氏(C)NHK

Eテレ『浦沢直樹の漫勉』シーズン4・第1回(3月2日放送)のゲストは『秘密-トップ・シークレット-』の作者・清水玲子氏(C)NHK

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 番組では、普段は立ち入ることができない漫画家たちの仕事場に密着。最新の機材を用いて、「マンガ誕生」の瞬間をドキュメントする。さらに浦沢氏が、それぞれの創作の秘密に、同じ漫画家の視点から切り込んでいく。語りは女優の木南晴夏が務める。

 今シーズンは、昨年、映画化された『秘密-トップ・シークレット-』の作者・清水玲子氏(54)、「富江」シリーズの伊藤潤二氏(53)、連合赤軍事件を題材にした『レッド』を連載中の山本直樹氏(57)のほか、日本を代表する巨匠・ながやす巧氏(68)がテレビ初出演する。

■放送ラインナップ

▼清水玲子 3月2日
 昨年、映画化され大きな話題となった『秘密-トップ・シークレット-』の作者。1983年、『三叉路物語』でデビュー。2002年『輝夜姫』で第47回小学館漫画賞受賞。1999年から連載がスタートした『秘密』で、11年「第15回文化庁メディア芸術祭」優秀賞を受賞。少女漫画でありながら、最先端の科学技術を盛り込んだSF世界を、繊細なタッチで描き熱狂的なファンを獲得している。

▼伊藤潤二 3月9日
 漫勉初のホラー漫画家が登場。代表作は「富江」シリーズ。現在まで、8作も映画化され、人気ホラー映画シリーズとなっている。幼少の頃から、楳図かずおや古賀新一の怪奇漫画に熱中し、高校卒業後、歯科技工士になるも、1986年に投稿した『富江』がきっかけでデビュー。その後、漫画に専念し、『うずまき』『闇の声』『魔の断片』などホラー漫画を中心に発表。「誰も見たことがない世界を作りたい!」と、奇想天外な発想で恐怖の世界を生み出し続けている。

▼山本直樹 3月16日
 青年漫画の第一人者。1984年、『私の青空』でデビュー。ストーリー性のある青年漫画を描く一方で、大胆な性描写の成人向け漫画も話題に。1991年発表の『BLUE』では、その過激な描写が論争となるが、その後も作風は変わらず、95年発表の『ありがとう』では「家族とは何か」を問いかけたテーマ性も高く評価される。『あさってDANCE』『君といつまでも』『ありがとう』など、多くの作品が映画化されている。2006年、連合赤軍事件を題材にした『レッド』の連載開始。10年には、「第14回文化庁メディア芸術祭」優秀賞を受賞。今回、20年来フルデジタルで描いているという執筆の現場に密着。

▼ながやす巧 3月23日
 日本を代表する漫画界の巨匠にして、今回がテレビ初出演。ちばてつやに憧れ、熊本から上京。貸本劇画作家としてデビューし、1972年に発表した代表作『愛と誠』で一世を風靡する。その後、浅田次郎原作『ラブ・レター』『鉄道員』の世界を忠実に緻密に描写した作品は、浅田自身からも絶賛されている。今回は2010年に「第39回日本漫画家協会賞」優秀賞を受賞した『壬生義士伝』の執筆に密着。デビューからいままで、アシスタントは一切使わない主義を貫き、すべて一人で作業してきたという誰も見たことない現場に初めてカメラが入った。そこで発見したのは、1日12時間、一切妥協のない姿勢で、執筆に取り組む真摯な姿だった。

■過去シリーズ
2014年11月9日※パイロット版 かわぐちかいじ、山下和美
2015年9月シーズン1 東村アキコ藤田和日郎浅野いにおさいとう・たかを
2016年3月シーズン2 萩尾望都、花沢健吾、五十嵐大介、古屋兎丸
2016年9月シーズン3 池上遼一、三宅乱丈、高橋ツトム、浦沢直樹

関連写真

  • Eテレ『浦沢直樹の漫勉』シーズン4・第1回(3月2日放送)のゲストは『秘密-トップ・シークレット-』の作者・清水玲子氏(C)NHK
  • 第4回(3月23日放送)のゲストはながやす巧氏。なんとテレビ初出演(C)NHK

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索