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上橋菜穂子氏書き下ろし3分ミニドラマ『精霊の守り人 外伝』放送決定

 児童文学のノーベル賞といわれる“国際アンデルセン賞”の受賞作家、上橋菜穂子氏の代表作「守り人」シリーズを、女優の綾瀬はるか主演で映像化するNHKの大河ファンタジー『精霊の守り人』。来年1月スタートのシーズン2『精霊の守り人II 悲しき破壊神』の放送を前に、シーズン1と2の間をつなぐエピソードを上橋氏のオリジナル脚本で描くミニドラマ『精霊の守り人 外伝』が3日(後11:55〜11:58※3分)に総合テレビで初放送される(以降随時放送)。

原作者・上橋菜穂子氏が初めてドラマの脚本を手掛けた『精霊の守り人 外伝』12月3日、NHK総合で放送。写真は『精霊の守り人II 悲しき破壊神』より、主人公・バルサを演じる綾瀬はるか(C)NHK

原作者・上橋菜穂子氏が初めてドラマの脚本を手掛けた『精霊の守り人 外伝』12月3日、NHK総合で放送。写真は『精霊の守り人II 悲しき破壊神』より、主人公・バルサを演じる綾瀬はるか(C)NHK

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 今年3〜4月に放送されたシーズン1では、新ヨゴ国の王子チャグムが宿した精霊の卵が無事産まれ、一件落着した後の夏祭りで、主人公のバルサは父の敵であるカンバル王の暗殺をはかるも失敗。シーズン2は、その4年後の物語で再開する。その間、バルサはどうしていたのか。『外伝』は、新ヨゴ国のお尋ね者となったバルサが経験した不思議な物語を描く。

 森の中で助けを求める女をなぜかバルサは無視して先を急ぐ。と、幼女が人買いに追われているのに遭遇した。どうやら幼女は先ほどの女の妹らしい。バルサは涙を流す幼女に「目をつぶって20数えるんだ」と言い残し、男たちに躍りかかる。幼女が目を開けると既に戦いは終わっていて、バルサは幼女を墓の前まで抱いていく…。出演は綾瀬のほか、浅見姫香、山崎香歩。

 上橋氏は「短いスピンオフドラマを書いていただけませんか?というご依頼をいただいて、生まれて初めて、ドラマの脚本と、その原作となる短編小説を同時に書きました。制作者と役者によって命を吹き込まれたドラマは、わずか数分の中に、幼子をいたわり、守り、阿修羅のごとく血まみれで闘うバルサの姿が描かれ、美しい色彩と哀しみの影をたたえた一片の映像詩になっています。ドラマ『精霊の守り人』シーズン2の底に流れる、破壊者の深い悲哀を浮かび上がらせた、この短いドラマを楽しんでいただければ幸せです」とコメントを寄せている。

 11日(後11:55〜)には、『精霊の守り人 外伝 完全版』も放送。こちらは通常より1分長い4分で、上記日時以降随時放送予定。 なおこの番組は、19日からスーパーハイビジョン試験放送にて8K版も放送予定。

 『精霊の守り人II 悲しき破壊神』は1月21日スタート(毎週土曜 後9:00〜9:58、全9回※3月11日は休止)。

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