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内田裕也、小池都知事にケンカふっかける「大物政治家をグルグルと…」

 ロック歌手の内田裕也が15日、京都市内で開催中の『京都国際映画祭2016』の上映作品『共犯者』舞台あいさつに登壇。1991年に東京都知事選に出馬した際の思い出話を始めたところ、会場からやや笑い声が上がると「みなさん笑っているけど、僕は真剣に東京都知事選に立候補して5位だったんですけど、借金してやったんですよ」と一喝した。

内田裕也 (C)ORICON NewS inc.

内田裕也 (C)ORICON NewS inc.

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 立候補時の政見放送では、ジョン・レノンの『Power to the People』の一節をアカペラで披露したり、英語で自己紹介を行ったりと、まさに“ロック”な選挙活動を展開。こうした経験を持つ内田から見れば、現在の日本の政界に思うところがあるようで「選挙っていうのは自分で痛みを感じて、切実に訴えていくっていうのが一番のリアリティー。左翼連合から金は全部出してもらって…というのは甘すぎるよね」と、先日行われた都知事選挙の立候補者のひとりを暗に批判した。

 さらに、怒りの矛先は現東京都知事の小池百合子氏にも。13日に行われた同映画祭事前囲み取材でも「初登庁の時に並んで(傍聴したら)あんまりカッコいいことばっかり言っているから『言ったことはちゃんと実行しろよ』と言ってやりました」と語っていたが、この日も「小池とは、戦っている最中なので。大物の政治家をグルグルと回って、おべんちゃらを言って…」とバトルモードを匂わせた。

 さらに、2016年のノーベル文学賞を受賞した、米歌手のボブ・ディランを引き合いに出しながら「ボブ・ディランまでノーベル賞を取ったんだから、ロックの影響力は世界にどれだけあったかっていう、すばらしい事だと思います。でも、日本はかったるいよね」とチクリ。「オレも本気で政治活動をやったことはないですけど、絶えず自分が公正な目で人を見られるようにっていうことを念頭に置いて行動しているつもりです。でも、たまに捕まるので、その辺は頑張っていきます」と力強く宣言していた。

 同作は、人気漫画家のきうちかずひろが監督を務め、竹中直人を主演に迎えたハードボイルドアクション。たったひとりで日本のヤクザ組織を壊滅寸前まで追い込んだ、ブラジリアン・マフィアのカルロスが、組織との決着をつけるべく行動を開始する。

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