ティム・バートンとジョニー・デップの鉄板コンビで2010年に大ヒットした映画の続編『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(7月1日公開)。今作から登場する新キャラクター“タイム”を演じる俳優サシャ・バロン・コーエンが、先月に英ロンドンで行われたヨーロッパプレミアで気になることを言っていた。「(撮影中)たくさん即興芝居をしたよ。やり過ぎてカメラの一つが壊れて、いま訴訟中だよ」。
訴訟中というのはジョークにしても、カメラが壊れたというのは本当の話。それは、本作のテーマでもある“時間”についてのダジャレが次々と出てくるティーパーティーのシーンの撮影中に起きた。あるテイクで、ジョニーとサシャのアドリブが止まらず、「そのテイクは延々と続いたんだが、ブルースクリーンでずっとやっていると照明がたくさんあるからスタジオ内が熱くなり、カメラ1台が溶けたんだ」とサシャ。
本作のメガホンをとるジェームズ・ボビン監督も「そう、カメラが故障したんだ。そこまで長く即興シーンが続いたんだよ」と証言する。ジョニーも「即興シーンが15分ほど続き、終わる気配がないので、スタッフが昼休みに出て行くのが視界に入ってきた(笑)。『もうそろそろ終わりにしないと』と思っていたけど、僕たちはやめなかった。あまりに楽しすぎたからね」。
そうこうしているうちに、カメラの方が先に音を上げてしまったというわけ。ジョニーとサシャは仲が良く、「この作品でマッドハッター(ジョニー)とタイムは対立的関係にある。互いを嫌っているんだ。そのため、ジョニーと僕もここ数年、女性を巡って喧嘩(けんか)になったよ」と冗談が言えるほど、互いに心から信頼しあっていることが伺える。
■時間を操る番人“タイム”とは?
新キャラクターのタイムは、無限の空間にそびえる永遠の城に住む“時間”の化身。万物にパワーをもたらす万物の大時計を守り続けており、その大時計とシンクロする時計仕掛けの心臓を持つ、半身人間、半身機械という摩訶不思議な存在である。
サシャはロンドン出身のコメンディアンであり俳優。本作のボビン監督が手がけていた英国の人気コメディー番組『The 110’Clock Show』でブレイクした。映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』(06年)などで製作・脚本・主演を務めるクリエイターでもある。ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(07年)にも出演している。
本作では、善人なのか悪人なのか、誰の味方なのかもわからない、複雑な、タイムというキャラクターを、サシャは自らのはまり役にしてしまっている。
「新しいふざけた声を考えるのには“時間”がかかったよ。ダジャレではなくね。ふざけた衣装と歩き方を合わせて、ジャジャン! タイムのでき上がりだよ。僕の足は女の足みたいなので、この映画ではタイツを履きたかったんだ。それから大人気なくて、とてもナルシストで、世界で最も重要な役割を担うのに相応しくないというキャラクターを作りたかった。ほら、ちょっとドナルド・トランプみたいな。だから、夢がかなった思いだよ」。
悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険を描く本作。アリスと仲間たちを待ち受けるのは、秘められた真実と、時の番人“タイム”との戦い。“赤”と“白”の女王たちの幼年期の驚くべき秘密も明かされる中、アリスはマッドハッターを救うことができるのか!?
★YouTube公式チャンネル「オリコン芸能ニュース」
訴訟中というのはジョークにしても、カメラが壊れたというのは本当の話。それは、本作のテーマでもある“時間”についてのダジャレが次々と出てくるティーパーティーのシーンの撮影中に起きた。あるテイクで、ジョニーとサシャのアドリブが止まらず、「そのテイクは延々と続いたんだが、ブルースクリーンでずっとやっていると照明がたくさんあるからスタジオ内が熱くなり、カメラ1台が溶けたんだ」とサシャ。
本作のメガホンをとるジェームズ・ボビン監督も「そう、カメラが故障したんだ。そこまで長く即興シーンが続いたんだよ」と証言する。ジョニーも「即興シーンが15分ほど続き、終わる気配がないので、スタッフが昼休みに出て行くのが視界に入ってきた(笑)。『もうそろそろ終わりにしないと』と思っていたけど、僕たちはやめなかった。あまりに楽しすぎたからね」。
そうこうしているうちに、カメラの方が先に音を上げてしまったというわけ。ジョニーとサシャは仲が良く、「この作品でマッドハッター(ジョニー)とタイムは対立的関係にある。互いを嫌っているんだ。そのため、ジョニーと僕もここ数年、女性を巡って喧嘩(けんか)になったよ」と冗談が言えるほど、互いに心から信頼しあっていることが伺える。
■時間を操る番人“タイム”とは?
新キャラクターのタイムは、無限の空間にそびえる永遠の城に住む“時間”の化身。万物にパワーをもたらす万物の大時計を守り続けており、その大時計とシンクロする時計仕掛けの心臓を持つ、半身人間、半身機械という摩訶不思議な存在である。
サシャはロンドン出身のコメンディアンであり俳優。本作のボビン監督が手がけていた英国の人気コメディー番組『The 110’Clock Show』でブレイクした。映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』(06年)などで製作・脚本・主演を務めるクリエイターでもある。ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(07年)にも出演している。
本作では、善人なのか悪人なのか、誰の味方なのかもわからない、複雑な、タイムというキャラクターを、サシャは自らのはまり役にしてしまっている。
「新しいふざけた声を考えるのには“時間”がかかったよ。ダジャレではなくね。ふざけた衣装と歩き方を合わせて、ジャジャン! タイムのでき上がりだよ。僕の足は女の足みたいなので、この映画ではタイツを履きたかったんだ。それから大人気なくて、とてもナルシストで、世界で最も重要な役割を担うのに相応しくないというキャラクターを作りたかった。ほら、ちょっとドナルド・トランプみたいな。だから、夢がかなった思いだよ」。
悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険を描く本作。アリスと仲間たちを待ち受けるのは、秘められた真実と、時の番人“タイム”との戦い。“赤”と“白”の女王たちの幼年期の驚くべき秘密も明かされる中、アリスはマッドハッターを救うことができるのか!?
★YouTube公式チャンネル「オリコン芸能ニュース」
コメントする・見る
2016/06/06