「いや〜、まだ、間違えられますね。3回以上『はなちゃん』と呼ばれたら、それで返事するようにしているので、あだ名だと思っています」。
そう笑いながら話したのは女優の黒木華(くろき・はる)。先日、発表された『日本アカデミー賞』で最優秀助演女優賞を2年連続受賞し、NHK大河ドラマ『真田丸』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)にも主人公・真田信繁(堺雅人)の“初恋の人”として出演中で、抜群の存在感を出している。
主演の堺とは13年の連続ドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ)以来の共演。「相変わらずすごい方です。『リーガルハイ』の時の膨大なせりふを早口でまくし立てていたときも、今回も。現場をなごませつつ、お芝居に対しては人一倍真摯(しんし)で、共演者やスタッフへの気配りもきめ細やかで。一緒にお芝居をしていて楽しいですし、勉強になります」と、堺に対しては「尊敬」のひと言だ。
黒木は、2010年NODA・MAP第15回公演『ザ・キャラクター』にアンサンブルとして初舞台を踏み、番外公演「表に出ろいっ!」では、中村勘三郎・野田秀樹との3人芝居で娘役を演じた。11年、映画『東京オアシス』でスクリーンデビュー。連続テレビ小説『純と愛』(12年後期)、『花子とアン』(14年前期)に出演するほか、話題の映画にも数多く出演し、14年には『ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)』を受賞するなど、数々の映画賞にも名前を刻んでいる。大河ドラマは本作が初出演。
いまだに間違えられると言っても、女優「くろきはる」の名は世の中にだいぶ浸透してきているに違いない。本人はいたって謙虚で、「役で覚えてもらうのが私は一番幸せ」と言う。
「生まれた時から、この名前で生きているので、覚えてもらえたらうれしいですけど、そこにあまりこだわらないというか、それよりも『真田丸』では梅を演じているので、『梅ちゃん』と呼んでもらえるようになるとうれしいですね。
『純と愛』の時に『あの意地悪な子ね』と言われたことがあって(笑)。出番は多くなかったのに覚えていてくださったんだ、というのがうれしくて。『天皇の料理番』では『とし子さん、よかったよ』などとよく声をかけていただきました。その役の中できちんと生きられる女優さんになりたいというのが常々目標にしていることなので、役名で覚えてもらえることが私にとっては一番の幸せです」。
『真田丸』序盤の見どころの一つでもあった、信繁をめぐるきり(長澤まさみ)と梅との間で繰り広げられてきた三角関係。
第8回(2月28日放送)で結果的に春日信達(前川泰之)を騙して命まで奪ってしまったこと、本当の狙いを知らずに無邪気に加担してしまったことが相当ショックだった信繁。第9回(3月6日放送)では、落ち込んでいる信繁を慰めようと、まんじゅうを持ってやって来たきりに、弱っているところを見られたくなかったのかつれない態度を取ってしまう。その後、梅には問わず語りに信達調略の顛末を語り、梅の言葉に癒され、励まされていく。そして、信繁は「お前の命を守るためなら、私も知恵を絞れる。そういう侍になればよいのだな」と決心する。
黒木は「三谷さんの脚本は、歴史に名を残した偉い人たちだけでなく、真田家を中心として、私は地侍・堀田作兵衛の妹で、つまりは百姓なんですけど、地に足をつけて生きている人たちのことも丁寧に描いてくださっている。そういうところが『真田丸』のすてきなところだと思っています」。
そう笑いながら話したのは女優の黒木華(くろき・はる)。先日、発表された『日本アカデミー賞』で最優秀助演女優賞を2年連続受賞し、NHK大河ドラマ『真田丸』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)にも主人公・真田信繁(堺雅人)の“初恋の人”として出演中で、抜群の存在感を出している。
主演の堺とは13年の連続ドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ)以来の共演。「相変わらずすごい方です。『リーガルハイ』の時の膨大なせりふを早口でまくし立てていたときも、今回も。現場をなごませつつ、お芝居に対しては人一倍真摯(しんし)で、共演者やスタッフへの気配りもきめ細やかで。一緒にお芝居をしていて楽しいですし、勉強になります」と、堺に対しては「尊敬」のひと言だ。
黒木は、2010年NODA・MAP第15回公演『ザ・キャラクター』にアンサンブルとして初舞台を踏み、番外公演「表に出ろいっ!」では、中村勘三郎・野田秀樹との3人芝居で娘役を演じた。11年、映画『東京オアシス』でスクリーンデビュー。連続テレビ小説『純と愛』(12年後期)、『花子とアン』(14年前期)に出演するほか、話題の映画にも数多く出演し、14年には『ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)』を受賞するなど、数々の映画賞にも名前を刻んでいる。大河ドラマは本作が初出演。
いまだに間違えられると言っても、女優「くろきはる」の名は世の中にだいぶ浸透してきているに違いない。本人はいたって謙虚で、「役で覚えてもらうのが私は一番幸せ」と言う。
「生まれた時から、この名前で生きているので、覚えてもらえたらうれしいですけど、そこにあまりこだわらないというか、それよりも『真田丸』では梅を演じているので、『梅ちゃん』と呼んでもらえるようになるとうれしいですね。
『純と愛』の時に『あの意地悪な子ね』と言われたことがあって(笑)。出番は多くなかったのに覚えていてくださったんだ、というのがうれしくて。『天皇の料理番』では『とし子さん、よかったよ』などとよく声をかけていただきました。その役の中できちんと生きられる女優さんになりたいというのが常々目標にしていることなので、役名で覚えてもらえることが私にとっては一番の幸せです」。
『真田丸』序盤の見どころの一つでもあった、信繁をめぐるきり(長澤まさみ)と梅との間で繰り広げられてきた三角関係。
第8回(2月28日放送)で結果的に春日信達(前川泰之)を騙して命まで奪ってしまったこと、本当の狙いを知らずに無邪気に加担してしまったことが相当ショックだった信繁。第9回(3月6日放送)では、落ち込んでいる信繁を慰めようと、まんじゅうを持ってやって来たきりに、弱っているところを見られたくなかったのかつれない態度を取ってしまう。その後、梅には問わず語りに信達調略の顛末を語り、梅の言葉に癒され、励まされていく。そして、信繁は「お前の命を守るためなら、私も知恵を絞れる。そういう侍になればよいのだな」と決心する。
黒木は「三谷さんの脚本は、歴史に名を残した偉い人たちだけでなく、真田家を中心として、私は地侍・堀田作兵衛の妹で、つまりは百姓なんですけど、地に足をつけて生きている人たちのことも丁寧に描いてくださっている。そういうところが『真田丸』のすてきなところだと思っています」。
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2016/03/12