俳優の田村正和(72)が主演する松本清張ドラマスペシャル『地方紙を買う女〜作家・杉本隆治の推理』がきょう12日(後9:00)、テレビ朝日系で放送される。主人公の小説家・杉本隆治を演じた田村は「長く俳優を続けてきて良かったと思いました」としみじみ。彼にそう思わせたのは、同ドラマで再共演した二人の女優、広末涼子(35)と水川あさみ(32)だった。
広末とは『オヤジぃ』(2000年、TBS)、『おとうさん』(02年、TBS)の2回、水川とは『さよなら、小津先生』(01年、フジテレビ)以来の共演。「涼子ちゃんは2度、あさみちゃんも父娘役で共演した時は10代だったんですが、今回久しぶりに会って本当に立派な女優さんになられて…。当時のことを思い出しながらやっていましたが、長く俳優を続けてきて良かったと思いました」。
『地方紙を買う女』は、田村演じる作家・杉本が金沢の地方紙で連載している推理小説を、東京に住む芳子(広末)という女性から購読したい、と依頼をもらったことに疑念を抱くことから始まるミステリー。松本清張原作の傑作短編小説として、過去に何度も映像化されているが、今回は作家・杉本の視点で描くことでこれまでにないサスペンスフルなドラマになっている。
撮影は都内のほか、北陸新幹線の開通で脚光を浴びている石川県の各所で敢行。杉本、芳子、アシスタントのふじ子(水川)がピクニックに出かけるクライマックスのシーンは、石川県の“泣き砂の浜”として有名な琴ヶ浜海岸で撮影された。
田村は「脚本がすごく面白くできていたので、ぜひやらせていただきたいと思いました。作品で印象に残ったのは人間よりも日本海の荒々しい海。このドラマにすごくマッチした風景だと思いました」。
劇中の杉本はいたって温厚な性格で、亡き妻からプレゼントされた万年筆を愛用している愛情深い紳士。そんな彼が、刑事に向かって声を荒げるシーンがある。「作家と役者は違うけれども、多かれ少なかれ業のようなものを持っている。共感するものがありました」と、見どころの一つに挙げていた。
広末とは『オヤジぃ』(2000年、TBS)、『おとうさん』(02年、TBS)の2回、水川とは『さよなら、小津先生』(01年、フジテレビ)以来の共演。「涼子ちゃんは2度、あさみちゃんも父娘役で共演した時は10代だったんですが、今回久しぶりに会って本当に立派な女優さんになられて…。当時のことを思い出しながらやっていましたが、長く俳優を続けてきて良かったと思いました」。
『地方紙を買う女』は、田村演じる作家・杉本が金沢の地方紙で連載している推理小説を、東京に住む芳子(広末)という女性から購読したい、と依頼をもらったことに疑念を抱くことから始まるミステリー。松本清張原作の傑作短編小説として、過去に何度も映像化されているが、今回は作家・杉本の視点で描くことでこれまでにないサスペンスフルなドラマになっている。
撮影は都内のほか、北陸新幹線の開通で脚光を浴びている石川県の各所で敢行。杉本、芳子、アシスタントのふじ子(水川)がピクニックに出かけるクライマックスのシーンは、石川県の“泣き砂の浜”として有名な琴ヶ浜海岸で撮影された。
田村は「脚本がすごく面白くできていたので、ぜひやらせていただきたいと思いました。作品で印象に残ったのは人間よりも日本海の荒々しい海。このドラマにすごくマッチした風景だと思いました」。
劇中の杉本はいたって温厚な性格で、亡き妻からプレゼントされた万年筆を愛用している愛情深い紳士。そんな彼が、刑事に向かって声を荒げるシーンがある。「作家と役者は違うけれども、多かれ少なかれ業のようなものを持っている。共感するものがありました」と、見どころの一つに挙げていた。
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2016/03/12