女優の井上真央が14日、東京・渋谷のNHKのスタジオで、主演する大河ドラマ『花燃ゆ』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)のクランクアップ(撮影終了)を迎えた。12月13日放送予定の最終回――幕末から明治の新しい時代を迎え、さまざまな困難を乗り越えてきたヒロインが未来へ思いを馳せる、“最終”シーンで大団円。撮影後のセレモニーで井上は「厳しい声もありましたが、主演として自分に何ができるか毎日考えていた」と語り、感極まって涙があふれた。「泣き顔は撮らないで」とすぐに笑顔を作りながら「すべてのスタッフ、キャストに感謝します」と、1年2ヶ月にわたる撮影を振り返った。 幕末の思想家として知られる吉田松陰の末の妹・文(後に美和に改名)を主人公に、開国から江戸幕府の終焉を経て、社会体制も、文化も、支配構造も、大きく転換した明治時代を描く本作。
2015/10/14