『第33回(2014年度)向田邦子賞贈賞式』が2日、都内で行われ、1月からNHKBSプレミアムにて放送された連続ドラマ『徒歩7分』の脚本を手がけた前田司郎氏が選出された。初めての連ドラ作品で受賞という快挙を成し遂げた前田氏は「この作品で賞をいただけてうれしいですが、この賞を自信のよりどころにしてはいけないので、明日になったら賞を獲ったことは忘れて、自分がやりたいと思うものをやり続けたい」と気持ちを新たにした。 花束贈呈に駆けつけた主演女優の田中麗奈は「作品が終わっても人の心に生き続ける作品に参加できたことは誇りです」」と胸を張り、「作品が終わっても物語が続いていく気がするのは、前田さんがそれぞれの登場人物を愛して、人が生きているということを大切にして脚本を描かれているからではないかと思います」と讃えた。
2015/06/02