自転車は手軽に乗れる乗り物だが、軽車両でもある。事故を起こした場合は、高額賠償となる可能性もはらんでいる。それでも、自転車向け保険への加入率は、保有台数7000万台のうち、1%に満たないのが現状だ。自転車事故がどれほど危険なものか、実際の賠償事例で紹介したい。 法律違反による事故で相手を死傷させてしまった場合、刑事上の責任として「重過失致死罪」に問われるうえ、民事上の責任として被害者に対して「損害賠償の責任」を負う。もちろん、被害者を見舞ったり、誠実に謝罪したりするなどの「道義的な責任」もある。
2015/02/05