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杏、長篇アニメーション声優初挑戦 原恵一監督最新作『百日紅』

 女優のが、原恵一監督最新作『百日紅(さるすべり)〜Miss HOKUSAI〜』(5月公開)の主人公・お栄の声優に起用されたことが18日、わかった。杏は長編アニメーションの声優初挑戦となる。原監督の強い意向もあったが、オファーを受けた杏も「声のお仕事に興味があり、いつか挑戦してみたいと思っていたところ、主演、それも昔からファンだった杉浦日向子さんの作品ということで大変驚きました」と二つ返事だったという。

原恵一監督最新作『百日紅(さるすべり)〜Miss HOKUSAI〜』(5月公開)の主演声優に杏を起用

原恵一監督最新作『百日紅(さるすべり)〜Miss HOKUSAI〜』(5月公開)の主演声優に杏を起用

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 同作は、2005年に逝去した江戸風俗研究家・文筆家で漫画作品も残した杉浦日向子さんの漫画『百日紅』をアニメ映画化。江戸時代の風俗を描いた“浮世絵”に生涯を捧げた葛飾北斎を支え続けた娘・お栄(のちの葛飾応為)を主人公に、23歳の彼女が父・北斎や妹、仲間たちとともに自由闊達に生きる姿を四季折々の情緒を織り交ぜながら描く。

 杉浦作品に親しんでいた杏は、原作についても「タイムスリップしたかのような描写、江戸っ子の心の機微が好き」といい、「お栄は絵の天才的な能力が備わった、一風変わった女性。遠近法や影の描写など、西洋の画風も積極的に取り込んだり、晩年は行方知れずだったり、ミステリアスで興味深い女性です」と人物像もすでにつかんでいる様子。1月末に予定されている収録に向け、「さまざまな要素が盛り込まれた、杉浦日向子の世界がそのまま映像化されます。軽妙洒脱な会話のやり取りも楽しみです」と意欲を示していた。

 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、『河童のクゥと夏休み』、『カラフル』などの作品で知られる原監督が、実写映画『はじまりのみち』を経て、同作ではProduction I.Gと初タッグを組む。

関連写真

  • 原恵一監督最新作『百日紅(さるすべり)〜Miss HOKUSAI〜』(5月公開)の主演声優に杏を起用
  • 杉浦日向子さんの漫画『百日紅』をアニメ映画化(C)2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
  • Production I.Gと初タッグ(C)2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

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