岡田准一主演のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)はいよいよ大詰め。9日放送の第45回「秀吉の最期」ではタイトル通り、豊臣秀吉の最期が描かれる。天下統一を成し遂げ、さらに淀(茶々)との間に念願の男子・拾(後の秀頼)を授かった秀吉も老いには抗えず、我が子の行く末を案じるのみ。対照的に、一粒種の跡取りの生母となり、権力を強めていくのが二階堂ふみが演じる淀だ。秀吉役の竹中直人がハマリ役なのは周知の事実だが、二階堂も演技力の高さでは負けていない。 第44回「落ちゆく巨星」では、淀のひと言で秀吉は暴君と化し、甥の秀次は切腹に追い込まれ、彼の一族もことごとく成敗された。二階堂は、秀吉の寵愛を受けてつけあがっているようで、足をすくわれないために必死に虚勢を張っているようにも見える複雑な感情が入り混じった絶妙な演技で、波乱の生涯をたくましく生きる女性を体現している。
2014/11/08