女優の星野真里が、11月3日スタートの東海テレビ・フジテレビ系“昼ドラ”『シンデレラデート』（月〜金　後1：30※11月24日は休止）に主演し、夫以外の男性にひかれる主人公を演じることが22日、わかった。恋の相手役は俳優の眞島秀和、妻に浮気される夫役には“昼ドラ”初出演のお笑い芸人・陣内智則が起用された。

　同ドラマは、過去に『君の瞳に恋してる』『パパはニュースキャスター』『うちの子にかぎって』『流れ星』など数々のヒットドラマを手がけた脚本家・伴一彦氏のオリジナルストーリー。インドネシアの首都ジャカルタでひょんなことから知り合った男女。互いにひかれあう二人だが、女は既婚者ということもあり、そのまま別れてしまう。そんな二人が、日本の思いがけぬ場所で、再会。忘れられない人との再会という誰もが共感を覚えるロマンティックなシチュエーションから、さらに物語は加速していく。

　昼ドラ得意の“不倫もの”と思いきや、東海テレビの後藤勝利プロデューサーは「今回は“脱ドロドロ”路線で行きます」とくぎを刺す。「このドラマの構想を練っている時、結婚している女性のうち、60％が婚外恋愛をしていて、そのうち20％が不倫をしているというデータを目にしました。“ドロドロ”“愛憎劇”は弊社のお家芸だと思っていましたが、もはや、街中にあふれていて、むしろ現実の方がドラマを凌駕しているとさえ思いました」と、方向転換の意図を説明する。

　一線を越えていいのか、という葛藤を軸にストーリーを展開することで「“恋は遠い日の花火”だと、自分には縁が無いと、あきらめている女性たちを1000％ときめかせます！」と意気込んでいる。

　高校の国語科の教師をしている主人公・西村真琴を演じる星野も既婚者だが「真琴はジャカルタで何度も涼太さん（眞島）に命を助けられます。そんな状況に置かれたら、結婚していても恋に落ちちゃいますよ、と台本を読んで思いました（笑）」と共感を示しつつ、「王道の恋愛ドラマであるこの作品で、視聴者の皆さんの冒険心を刺激できたら」と4年ぶりの連ドラ主演に気合が入る。昼ドラの主演は今作が初。

　浮気される側の夫・西村健吾役の陣内は「昼ドラというと、ドロドロのイメージがあるでしょうが、今回はまったくその逆に役柄。世の奥様、お母様方に『健吾、可哀想。頑張れ！』と応援していただき、その延長で僕のことも応援してもらえたら幸いです」とコメントし、下心をのぞかせた。

　ほかに、黒川智花、井上順、雛形あきこ、岡江久美子が出演する。