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<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>正しい対処法で「夏の冷え症」を改善!

 冷房が効いた室内で感じる“冷え”、あなたはどう対処していますか? 今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜日午後8時放送)のコラボ企画“おさらいニュース”では、「中高年こそ要注意!夏の冷え症の新事実SP」から、中高年になると増える「夏の冷え症」とその意外な原因を取り上げる。さらに1日数分でできる冷え症改善マッサージも紹介する。

お尻の奥にある「梨状筋(りじょうきん)」を柔らかくすることで「夏の冷え症」が改善

お尻の奥にある「梨状筋(りじょうきん)」を柔らかくすることで「夏の冷え症」が改善

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◆中高年になると増える「夏の冷え症」とは?

 女性の約8割もの人が悩んでいると言われている「夏の冷え症」。実は、ある年代を境にその対処法をきちんと改めないと、冷え症がさらに悪化し治りにくくなってしまうという事実が最近明らかになってきた。

 北里大学 東洋医学総合研究所 臨床准教授の伊藤剛先生によると、冷え症には5つのタイプがあり、なかでも代表的なものが手足の先が冷える「四肢末端型冷え症(ししまったんがたひえしょう)」、お腹を中心にして体の中が冷える「内臓型冷え症」、そして下半身が冷える「下半身型冷え症」の3つだという。番組で紹介した37歳のK・Tさん(女性)の例では、もともと高校生の頃から「内臓型冷え症」に悩まされていたが、30歳を過ぎた頃から、それまでにはなかった足先の冷えにも悩まされるようになってしまった。診察の結果、内臓型冷え症に加え、下半身型冷え症も発症しており、2つの冷え症が複雑に絡み合った【混合型の冷え症】になっていることが判明。実はこの「下半身型冷え症」こそ、中高年を境に増えている「夏の冷え症」の正体。対処法を間違うと治りにくくなってしまうのだが、案の定、彼女もその間違いを犯してしまった。その間違った対処法とは「足湯」だ。

 下半身型冷え症になると足の血流が悪くなるため、心臓から排出された温かい血液が下半身に行きわたらず上半身に留まってしまい、結果、下半身は冷たく上半身は温かい「冷えのぼせ」状態に陥る。その状態で足湯を試すと、足の血管が温められ、すべての熱がさらに上半身へ集中。すると上半身ばかりが熱くなり、足湯につかりながらK・Tさんは冷房をつけてしまった。冷房をつければ再び下半身は冷える。そこでまた足元を温めるため、足湯につかる……。まさに夏の冷え症の「負のスパイラル」に陥ってしまったのだ。

◆「夏の冷え症」改善のカギを握る「お尻」

 では彼女はどんな対処法をとればよかったのだろうか。そのカギは、「お尻」にあるという。お尻の奥にあり、股関節を動かしたり固定したりするのに欠かせない「梨状筋(りじょうきん)」という筋肉が、老化などにより硬くなり坐骨神経を圧迫。その結果、交感神経を刺激し足の動脈を収縮、温かい血液を運べなくなって足が冷えてしまったのだ。さらに加齢や運動不足などにより足の動脈硬化も進むため、中高年になると必然的に「下半身型冷え症」になりやすいという。

 そこで、伊藤先生に、梨状筋のツボを刺激して、筋肉を柔らかくするマッサージを考案してもらった。そのやり方は簡単。(1)仰向けに寝て膝を立てる。(2)軟式野球のボールをお尻の下に入れ、尾てい骨から足の付け根まで梨状筋の中で凝っている場所を探す。(3)ツボがみつかったら、膝を左右に軽く動かしマッサージをする。目安は1つのツボを30秒ほど。たったこれだけで下半身型冷え症を改善できるという。皆さんもぜひ試してみてはいかがだろうか。

「みんなの家庭の医学」番組HP

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