1980〜1987年にテレビ東京で放送されたトーク番組『ミエと良子のおしゃべり泥棒』が、BSジャパンで『ミエと良子のおしゃべり泥棒RETURNS』（8月9日　後9：00〜10：55）として一夜限りの復活を果たすことが29日、わかった。

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　当時30代だった中尾ミエと森山良子が、旬の男性ゲストを招いて酒の杯を交わし、「放送ギリギリ」＆「芸能事務所泣かせ」のアラレもない本音を次々と引き出し、人気を博した。当時のゲストは、星野仙一、明石家さんま、桑田佳祐、佐藤浩市、ジャイアント馬場さんなど、各界の第一線で活躍するそうそうたる男性たち。番組内では当時の貴重な映像も公開される。

　四半世紀の時を超えて復活する今回は、武田鉄矢、マツコ・デラックス、斎藤工の3人が出演。収録は、往時の雰囲気そのままに、マンションの一室を模したセットで酒を酌み交わしながら行われ、熟女二人の勢いは衰えるどころかむしろ過激さを増す一方、ゲストのあけすけな本音に容赦なく切り込む赤裸々なトークが繰り広げられた。

　収録後、中尾は「すごく楽しかったです！　27年のブランクを全く感じないひとときでした」と声を弾ませ、森山も「セットに座った瞬間、27年前の記憶が蘇り、ゲストのみなさんとお話をすることがこんなにも楽しくうれしいものなんだと新鮮に感じました。不得手のジャンルと思っていましたが、一番楽しんでいたのは私かもしれません」と、手応えを明かしていた。

　番組最多出演ゲストでもある武田は、若かりし頃の爆笑失恋エピソードを次々と披露する一方で、人間ドックの受診話で大いに盛り上がり、時の流れを感じさせる。武田が現代の若者についての持論を展開しようとして、「説教はいらないわよ！」と熟女2人にピシャリとたしなめられる貴重なやりとりも見どころ。

　マツコは、「このふたりから出演オファーが来たら断れないでしょ！」といい、「毎日トイレで30〜40分尻を出してる」に始まり、“シモ”の話題がどんどんエスカレート。ついには、ミエと良子と注がれる酒の勢いに呑まれ、「いろいろなバージョン（？）がある」という“初体験”の話まで告白させられる。

　斎藤は、女性誌『anan』（マガジンハウス）で披露し話題となったきわどいヌード写真の撮影秘話で熟女二人をたちまち虜に。「初体験は10歳年上の人だった」「外国人とも交際していた」など、恋愛遍歴を自ら暴露し、「家では上半身ジャケット、下半身裸で過ごしています」と謎めいた私生活を明かして笑いを誘っていた。