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キムタクが宮本武蔵! 8年ぶり時代劇に「ピリっと気持ちの引き締まる思い」

 SMAP木村拓哉主演で、日本で一番人気のある稀代の剣豪・宮本武蔵がドラマ化されることが25日、わかった。テレビ朝日開局55周年記念ドラマスペシャル『宮本武蔵』として、来年3月に2夜連続放送される。時代劇の出演は、『武士の一分』(2006年、山田洋次監督)以来、8年ぶりで、「東京を離れ、京都という地で撮影させていただくというのは、ピリっと気持ちの引き締まる思いです」と心境を語っている。

 『武士の一分』では盲目の剣士に扮し、凛とした佇まいと圧巻の殺陣で観客を魅了。現代の日本のエンタメシーンで稀有な存在感を放ち続ける木村が、今作で新たな武蔵像をどう演じていくのか。

 木村は「今、この時代に『宮本武蔵』をやることも、どこかに理由があるのではないでしょうか」と話す。「これまでも数多くの先輩方が宮本武蔵を演じられてきましたが、僕もワンカット、ワンカット妥協のない『OK』をいただいて、最終的に自分の“武蔵”になればいいなと思っています」と意気込んだ。

 木村が同局のドラマに出演するのは、『君は時のかなたへ』(1995年9月18日)以来、19年ぶりということもあり、横地郁英ゼネラルプロデューサーも「非常にワクワクしています。強さの裏側に、挫折や弱さもある、宮本武蔵の、人間的で、奥行きのある魅力。今まで見たことがなかった宮本武蔵を、木村拓哉さんとともに作っていけたら」と期待を寄せる。

 原作は、井上雄彦氏のコミック『バガボンド』の原作としても有名な吉川英治氏の代表作『宮本武蔵』。脚本は、木村が主演した映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010年)などの佐藤嗣麻子氏、監督は『信長のシェフ』(2013年、同局)で頭角を現した新鋭・兼崎涼介氏が手がける。

 ストーリーは、ライバル・佐々木小次郎と雌雄を決する“巌流島の戦い”、吉岡一門との死闘、一乗寺下り松70人斬りなどのスペクタクルを描きながら、武蔵の苦悩や葛藤を綴っていく。中でも物語を彩るのは、剣は手練れだがこと恋愛には不器用な武蔵とお通の悲恋。生涯の友・又八との出会いと別れなど、武蔵を取り巻く人間模様も多彩に織り込んでいく。

 スタッフも豪華。数々の映画『十三人の刺客』(2010年)、『HK/変態仮面』(2013年)やドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどの衣装デザインで高い評価を得ている澤田石和寛氏が、これまでの時代劇の常識にとらわれない感性で衣装・キャラクターデザインを担当。アクション監督は、映画『るろうに剣心』(2011年)をはじめ、世界的に活躍する谷垣健治氏が務め、伝統ある“殺陣”に加え、ワイアーアクションやCGを駆使した、目にも新しいアクションシーンを作り上げる。音楽は、大河ドラマ『新撰組!』(2004年)や『半沢直樹』(2013年、TBS)、『SmaSTATION!!』(同局)など、幅広いジャンルで活躍する服部隆之氏が参加する。

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