小説「恋文」や「戻り川心中」などで知られる直木賞作家・連城三紀彦さんが19日午前11時25分、名古屋セントラル病院で死去した。65歳だった。胃がんを患い闘病生活を送っていたが、肝転移していた。通夜・葬儀は近親者のみで執り行われた。 連城さんは、1978年に『変調二人羽織』が「幻影城」の新人賞に入選しデビュー。1981年に『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、1984年に『恋文』で直木賞を受賞した。そのほか『宵待草夜情』(吉川英治文学新人賞)や『隠れ菊』(柴田錬三郎賞)など。
2013/10/22