第147回直木賞受賞作、辻村深月氏の『鍵のない夢を見る』がWOWOWで連続ドラマ化されることが12日、明らかになった。全5話、5人の女優の主演によるオムニバスドラマとして9月1日より連続ドラマW枠(毎週日曜 後10:00)で放送される。
「仁志野(にしの)町の泥棒」は、親友の幼い頃の罪を今も忘れられない、同級生・ミチルの話。「石蕗(つわぶき)南地区の放火」は、孤独だとわかっていてもプライドにしがみついてしまう、OL・笙子の話。「美弥谷(みやたに)団地の逃亡者」は、殴られても蹴られても身体が男から離れられない、フリーター・美衣の話。「芹葉(せりば)大学の夢と殺人」は、幼いバカな男とわかっていながらも人生を差し出す、教師・未玖の話。「君本家の誘拐」は、理想のママ像に押しつぶされて、我が子の姿を見失ってしまう、主婦・良枝の話。
いずれも、現代の地方都市の閉塞感を背景に、ささやかな欲望と闘うありふれた人々が奈落に転がり落ちていくさまを描く。各篇のラストシーンは登場人物たちでさえも想像もしなかった結末が待ち受ける。ふとしたきっかけで悲劇は訪れ、いつの間にか犯罪者となってしまうかもしれない。そんな背筋が凍る5篇の物語。
辻村氏は「『事件』として扱われたものはすべて、ガラスケースの向こうに陳列されたものを観るような、一気に『特別』なものになってしまう気がするのですが、そのひとつひとつにも、私たちと何ら変わらない人たちの生身の感情や行動があるはずだ、と考えたことが、この作品の執筆のきっかけになりました。今回のドラマ化で、私が届けたかったそれらの感情が、より切実に、より多くの人のもとに届いてくれるものと確信しています」とコメントを寄せ、期待感をあらわにしている。
「仁志野(にしの)町の泥棒」は、親友の幼い頃の罪を今も忘れられない、同級生・ミチルの話。「石蕗(つわぶき)南地区の放火」は、孤独だとわかっていてもプライドにしがみついてしまう、OL・笙子の話。「美弥谷(みやたに)団地の逃亡者」は、殴られても蹴られても身体が男から離れられない、フリーター・美衣の話。「芹葉(せりば)大学の夢と殺人」は、幼いバカな男とわかっていながらも人生を差し出す、教師・未玖の話。「君本家の誘拐」は、理想のママ像に押しつぶされて、我が子の姿を見失ってしまう、主婦・良枝の話。
辻村氏は「『事件』として扱われたものはすべて、ガラスケースの向こうに陳列されたものを観るような、一気に『特別』なものになってしまう気がするのですが、そのひとつひとつにも、私たちと何ら変わらない人たちの生身の感情や行動があるはずだ、と考えたことが、この作品の執筆のきっかけになりました。今回のドラマ化で、私が届けたかったそれらの感情が、より切実に、より多くの人のもとに届いてくれるものと確信しています」とコメントを寄せ、期待感をあらわにしている。
2013/07/12