円谷プロダクションが制作、1966年に放送された伝説のドラマ『ウルトラQ』が、半世紀を経て、まったく新しいドラマシリーズ『ネオ・ウルトラQ』としてWOWOWで放送中だ。ユニークな怪獣や宇宙人が登場する怪異現象を通して、環境破壊や人間性の喪失、エネルギー問題など、日常生活に潜む闇、不安や恐怖をテーマに描く特撮SFドラマ。常識を越えた怪現象に立ち向かうメインキャスト――田辺誠一、高梨臨、尾上寛之の3人に見どころを聞いた。
――各自の役どころと撮影を終えての感想を聞かせてください。
【田辺】南風原仁(はいばらじん)は、超常現象の研究実績を持つ心理カウンセラー。人間も怪獣と同じように不思議なところがあると思っていて、怪獣に対してもかなりニュートラルに接する人物なので、僕も冷静に演じました。医者役で医療用語も大変ですが、今回は架空の理論もあってより難しかったですね。
【高梨】私が演じる渡良瀬絵美子は、トラベルカルチャー誌などに寄稿しているフリーライター。好奇心旺盛で行動力のある女の子です。いろいろなことに興味を持つところは自分と似ていますが、絵美子ほど強くない。自分はなよなよとしていると思います。
【尾上】仁と絵美子が足繁く通うバー「トビラ」のマスター、白山正平を演じます。怪獣や宇宙人が大好きで、シンパシーを持っている熱い男。ただ熱いだけでなくて、信念を持った人物です。現場では、どうすれば作品が面白くなるか、それだけを考えて演じました。3人一緒のシーンが多かったので、絆も深まったと思っています。
――『ネオ・ウルトラQ』の魅力は?
【田辺】撮影に入ってから実感したのは、ウルトラマンが出てこないこと。勧善懲悪のストーリーではないということですね。事件は一応の解決を迎えるものの、完全に解決されたわけではない。タイトルにもあるように「Q」で終わっている感じがします。Q&Aのアンサーを出さないところがこのドラマの魅力なのだと思いました。旧作のマインドをしっかり受け継いでいると思いました。
【高梨】お話の中に登場する怪獣が、人間の欲や汚い心の象徴でもある深い作品だと思いました。特撮SFドラマの先入観抜きに普通に楽しめるし、考えさせられる作品になったと思います。男女年齢問わず楽しんでいただきたいです。
【尾上】現代を皮肉った内容がすごく面白いですし、セリフも魅力的で心に残ります。
――今回の意欲的な作品に4人のクリエイターが挑みました。石井岳龍監督、中井庸友監督、入江悠監督、田口清隆監督と、いずれも個性的な映画監督ばかりでした。
【高梨】スケジュールはハードでしたが、一つの作品で4人の個性的な監督とできて、すごく楽しかったです。
【尾上】4人の監督のファンやキャスト・スタッフらが、どんな風に『ネオ・ウルトラQ』を捉えているのかが見えてくる作品になっていると思います。各監督の個性が出ていますので、楽しみ方も何倍になると思います。
【田辺】いい意味でトラウマになるかも。記憶に残る、大人になっても覚えている作品になると思う。現代社会の風刺ではないけど問題提起、考えたくなるテーマが各話にあるので僕たちと一緒に考えて、楽しんでもらえたらうれしいですね。
『ネオ・ウルトラQ』は毎週土曜午後9時よりWOWOWプライムで放送中(全12話)。最新第3話が放送される1月26日(土)は、午後2時40分より第1話、午後3時10分より第2話の再放送あり。加入者無料のWOWOWメンバーズオンデマンド(http://mod.wowow.co.jp/)にて見逃しネット配信中。パソコン、スマートフォンで視聴可能。特設サイト:http://www.wowow.co.jp/drama/ultra/neoultraq/
――各自の役どころと撮影を終えての感想を聞かせてください。
【田辺】南風原仁(はいばらじん)は、超常現象の研究実績を持つ心理カウンセラー。人間も怪獣と同じように不思議なところがあると思っていて、怪獣に対してもかなりニュートラルに接する人物なので、僕も冷静に演じました。医者役で医療用語も大変ですが、今回は架空の理論もあってより難しかったですね。
【高梨】私が演じる渡良瀬絵美子は、トラベルカルチャー誌などに寄稿しているフリーライター。好奇心旺盛で行動力のある女の子です。いろいろなことに興味を持つところは自分と似ていますが、絵美子ほど強くない。自分はなよなよとしていると思います。
【尾上】仁と絵美子が足繁く通うバー「トビラ」のマスター、白山正平を演じます。怪獣や宇宙人が大好きで、シンパシーを持っている熱い男。ただ熱いだけでなくて、信念を持った人物です。現場では、どうすれば作品が面白くなるか、それだけを考えて演じました。3人一緒のシーンが多かったので、絆も深まったと思っています。
――『ネオ・ウルトラQ』の魅力は?
【田辺】撮影に入ってから実感したのは、ウルトラマンが出てこないこと。勧善懲悪のストーリーではないということですね。事件は一応の解決を迎えるものの、完全に解決されたわけではない。タイトルにもあるように「Q」で終わっている感じがします。Q&Aのアンサーを出さないところがこのドラマの魅力なのだと思いました。旧作のマインドをしっかり受け継いでいると思いました。
【高梨】お話の中に登場する怪獣が、人間の欲や汚い心の象徴でもある深い作品だと思いました。特撮SFドラマの先入観抜きに普通に楽しめるし、考えさせられる作品になったと思います。男女年齢問わず楽しんでいただきたいです。
【尾上】現代を皮肉った内容がすごく面白いですし、セリフも魅力的で心に残ります。
――今回の意欲的な作品に4人のクリエイターが挑みました。石井岳龍監督、中井庸友監督、入江悠監督、田口清隆監督と、いずれも個性的な映画監督ばかりでした。
【高梨】スケジュールはハードでしたが、一つの作品で4人の個性的な監督とできて、すごく楽しかったです。
【尾上】4人の監督のファンやキャスト・スタッフらが、どんな風に『ネオ・ウルトラQ』を捉えているのかが見えてくる作品になっていると思います。各監督の個性が出ていますので、楽しみ方も何倍になると思います。
【田辺】いい意味でトラウマになるかも。記憶に残る、大人になっても覚えている作品になると思う。現代社会の風刺ではないけど問題提起、考えたくなるテーマが各話にあるので僕たちと一緒に考えて、楽しんでもらえたらうれしいですね。
『ネオ・ウルトラQ』は毎週土曜午後9時よりWOWOWプライムで放送中(全12話)。最新第3話が放送される1月26日(土)は、午後2時40分より第1話、午後3時10分より第2話の再放送あり。加入者無料のWOWOWメンバーズオンデマンド(http://mod.wowow.co.jp/)にて見逃しネット配信中。パソコン、スマートフォンで視聴可能。特設サイト:http://www.wowow.co.jp/drama/ultra/neoultraq/
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2013/01/26