『男はつらいよ』シリーズなどで知られる山田洋次監督が16日、東京・葛飾柴又の帝釈天を参詣し、新春新派公演『東京物語』の成功を祈願した。監督生活50周年を迎える祈念作品として、小津安二郎監督の同名映画を山田監督の脚本・演出で舞台化。山田監督は同作をモチーフにした新作映画『東京家族』も制作準備中で、「同じ原作で舞台と映画を作れるなんて、幸運だと思っています」と話した。 山田監督による小津作品の舞台化は、2010年の新春新派公演『麦秋』に次いで2度目。原作の映画『東京物語』は1953年(昭和28年)に公開された作品で、故郷・尾道から久しぶりに上京した老夫婦が、子どもたちの家を訪ねるも、それぞれの生活で精一杯のため歓迎されない。そんななか、戦死した息子の未亡人だけが親身になってくれる…というストーリー。戦後の日本の変わりゆく家族の関係を描き出し、現在も世界中で高く評価されている小津監督の代表作だ。
2011/11/16