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山田洋次監督、柴又・帝釈天で舞台『東京物語』成功祈願

 『男はつらいよ』シリーズなどで知られる山田洋次監督が16日、東京・葛飾柴又の帝釈天を参詣し、新春新派公演『東京物語』の成功を祈願した。監督生活50周年を迎える祈念作品として、小津安二郎監督の同名映画を山田監督の脚本・演出で舞台化。山田監督は同作をモチーフにした新作映画『東京家族』も制作準備中で、「同じ原作で舞台と映画を作れるなんて、幸運だと思っています」と話した。

葛飾柴又の帝釈天を参詣した(左から)瀬戸摩純、安井昌二、水谷八重子、山田洋次監督、波乃久里子、英太郎 (C)ORICON DD inc.

葛飾柴又の帝釈天を参詣した(左から)瀬戸摩純、安井昌二、水谷八重子、山田洋次監督、波乃久里子、英太郎 (C)ORICON DD inc.

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 山田監督による小津作品の舞台化は、2010年の新春新派公演『麦秋』に次いで2度目。原作の映画『東京物語』は1953年(昭和28年)に公開された作品で、故郷・尾道から久しぶりに上京した老夫婦が、子どもたちの家を訪ねるも、それぞれの生活で精一杯のため歓迎されない。そんななか、戦死した息子の未亡人だけが親身になってくれる…というストーリー。戦後の日本の変わりゆく家族の関係を描き出し、現在も世界中で高く評価されている小津監督の代表作だ。

 舞台化にあたり、物語の舞台を葛飾区金町に設定し、次男の未亡人・紀子の故郷を宮城・石巻とした。老夫婦のとみ(映画では東山千栄子)を水谷八重子、その夫の周吉(同・笠智衆)を安井昌二、紀子(同・原節子)を瀬戸摩純、飲み屋の女将加代(同・櫻むつ子)を英太郎、長女しげ(同・杉村春子)を波乃久里子が演じる。

 山田監督と出演俳優らは、この日、秋晴れの下、寅さんの銅像が立つ京成柴又駅前から帝釈天まで歩き、『男はつらいよ』のロケにも使われた団子屋・高木屋のある帝釈天参道でお練りを繰り広げた。山田監督は、同地を「第二ふるさとみたいなもの」と沿道の人たちとも気さくに言葉を交わしていた。

 当初、7月より撮影を開始する予定だった『東京家族』は、「東日本大震災があって、延期しておりますが、この舞台の上演が終わってから準備を再開し、3月から撮影しようと思っている」と話した。

 新派公演『東京物語』は東京・三越劇場で2012年1月2日初日、24日が千秋楽。
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  • 『男はつらいよ』のロケにも使われた団子屋・高木屋のある帝釈天参道でお練りを繰り広げた (C)ORICON DD inc.
  • 山田洋次監督 (C)ORICON DD inc.

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