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三谷幸喜、『ステキな』ニューヨーク上映会「いつかはアカデミー賞」

 三谷幸喜監督最新作『ステキな金縛り』(10月29日公開)が日本での公開に先駆け、米ニューヨークで現地時間19日夜、プレミア上映された。三谷監督、主演の深津絵里、共演のお笑いコンビTKOの木下隆行が上映前の舞台あいさつに立ち、監督が練りに練ったジョークを飛ばしてニューヨーカーのハートをつかむと、上映中も随所で笑い声が起こった。現地の反応を肌で感じて三谷監督は「いつかは(米アカデミー賞に)ノミネートされたいと思っています。スピーチはすでに考えています(笑)」と半ば本気。「日本にもこんなに楽しい笑いがあるのを伝えたい。世界へ向けて日本のコメディを伝えていきたい」と意気盛んに語っていた。

NY・タイムズスクエアは雨だった…映画『ステキな金縛り』に主演する深津絵里、共演の木下隆行(TKO)、三谷幸喜監督

NY・タイムズスクエアは雨だった…映画『ステキな金縛り』に主演する深津絵里、共演の木下隆行(TKO)、三谷幸喜監督

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 三谷監督とニューヨーク。デビュー作の『ラヂオの時間』がNYでも興行されたことがあるほか、2009年11月に香取慎吾主演の舞台『TALK LIKE SINGING』を日本のオリジナルミュージカルとして史上初めてオフ・ブロードウェイで上演したことも記憶に新しい。現地の三谷ファンのリクエストを受けて実現した今回の上映会には、客席数220席のところ、1500を超える応募があったという。

 会場はアメリカの名匠マーティン・スコセッシ監督にして、この劇場でなければ自身の作品の上映会を開催したくないと言わしめるほどの施設、設備を整えた「アカデミーシアター」。アカデミー賞選定に向けての試写会や東海岸地域の最終予選会が行われる劇場として知られる。

 今作は、深津扮する三流弁護士が、被告人のアリバイを証明するために落ち武者の幽霊を法廷に立たせようと大奮闘する物語。法廷サスペンスやファンタジーの要素を盛り込んだ「三谷映画史上、“一番笑えて、泣ける”最高傑作」と言ってはばからない自信作だ。

 舞台あいさつでは、三谷監督の台本どおりにそれぞれ英語でスピーチ。三谷監督が「皆さん、僕の英語が理解できますか? 僕は自分が何を言っているのかわかりません」と口火を切ると、深津も「子供のころからアメリカ映画が大好きでした。女優になろうと思ったきっかけの映画は『猿の惑星』です」としっかり笑いを取った。

 ところが、木下の番になって三谷監督の考えた“アメリカン・ジョーク”は不発に終わり、木下は「アメリカ人でもスベるんだ」と意味不明なボケ。三谷監督が「ニューヨークの方がスベッているわけでなく、ニューヨークでもスベッているんです」とツッコミを入れてその場はしのいだが、木下自身は「緊張しました。ものすごい練習しましたが、観客の皆さんには伝わなかったです」と緊張のせいにしていた。

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  • アカデミーシアター前にて。

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