『鉄道員(ぽっぽや)』『地下鉄(メトロ)に乗って』などの作家・浅田次郎原作の映画『日輪の遺産』(佐々部清監督)ジャパンプレミアが66回目の終戦記念日の15日、物語に縁の深い川崎・ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘で行われた。
1945年8月、敗戦前夜に「マッカーサーの財宝を秘密裏に隠匿する」という歴史に隠されたミステリーから始まる物語。主な登場人物は、極秘任務に携わった3人の軍人と20人の女学生とその教師。舞台あいさつに登壇した女学生の一人、級長の久枝役を演じた女優の森迫永依は「私たち女学生の間では、中村獅童さんがクールで無口でカッコイイと言われていました」と撮影中の秘話を語り、会場を沸かせた。
3人の軍人役を演じるのは、主演の堺雅人、中村、福士誠治。さらに教師役でユースケ・サンタマリアが出演している。この日、舞台あいさつに登壇したのは堺だけだが「そんなことだろうと現場の雰囲気から薄々気づいていました。後で福士くんと電話で話したいと思います」と苦笑。森迫は「堺さんは普段からやさしくてお仕事にも真面目に取り組んでいらして、尊敬しています」と丁寧にフォローしていた。
新百合ヶ丘のある川崎市麻生区に隣接する東京都稲城市・多摩市には、原作のモチーフとなった米軍の施設、もともとは旧日本軍の弾薬工場があった場所。架空の地名“武蔵小玉市”は、浅田氏が同作の執筆当時に住んでいた稲城市をモデルにしている。
原作者の浅田氏は「私は昭和26年(1951年)の生まれで、もの心ついた昭和30年代には戦争の面影もなく、わずかな間に焼け野原から復興した日本人の底力ってどんなものかと考えている。戦争を知らない人間が戦争のことを書くというのはたいへん僭越な話ですが、生まれ合わせた私が戦争を書いて次の世代に小説という形で送り届けるのは必要な仕事だと思って、戦争を題材にした小説を書かせてもらっています」と感慨深げに語っていた。
1945年8月、敗戦前夜に「マッカーサーの財宝を秘密裏に隠匿する」という歴史に隠されたミステリーから始まる物語。主な登場人物は、極秘任務に携わった3人の軍人と20人の女学生とその教師。舞台あいさつに登壇した女学生の一人、級長の久枝役を演じた女優の森迫永依は「私たち女学生の間では、中村獅童さんがクールで無口でカッコイイと言われていました」と撮影中の秘話を語り、会場を沸かせた。
3人の軍人役を演じるのは、主演の堺雅人、中村、福士誠治。さらに教師役でユースケ・サンタマリアが出演している。この日、舞台あいさつに登壇したのは堺だけだが「そんなことだろうと現場の雰囲気から薄々気づいていました。後で福士くんと電話で話したいと思います」と苦笑。森迫は「堺さんは普段からやさしくてお仕事にも真面目に取り組んでいらして、尊敬しています」と丁寧にフォローしていた。
新百合ヶ丘のある川崎市麻生区に隣接する東京都稲城市・多摩市には、原作のモチーフとなった米軍の施設、もともとは旧日本軍の弾薬工場があった場所。架空の地名“武蔵小玉市”は、浅田氏が同作の執筆当時に住んでいた稲城市をモデルにしている。
原作者の浅田氏は「私は昭和26年(1951年)の生まれで、もの心ついた昭和30年代には戦争の面影もなく、わずかな間に焼け野原から復興した日本人の底力ってどんなものかと考えている。戦争を知らない人間が戦争のことを書くというのはたいへん僭越な話ですが、生まれ合わせた私が戦争を書いて次の世代に小説という形で送り届けるのは必要な仕事だと思って、戦争を題材にした小説を書かせてもらっています」と感慨深げに語っていた。
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2011/08/15