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松田聖子が大河初出演! 松ケン主演『平清盛』で“平安の歌姫”に

 昨年デビュー30周年を迎えた歌手の松田聖子が、2012年NHK大河ドラマ『平清盛』に出演することが12日、わかった。白河法皇(伊東四朗)の愛妾として長年寵愛を受け、幼き清盛の成長を見守った祇園女御(ぎおんにょうご)を演じる。後に乙前(おとまえ)と名を変えて後白河天皇(松田翔太)の歌の師匠として再登場し、大河初出演でその歌声も披露する。台本を読んだ松田は「祇園女御という役に、そして物語にすっかり魅せられた」とノリノリで、「全力で祇園女御という素晴らしい役を演じさせていただきたい」と意気込む。

 多くのファンを魅了し続ける松田が、平安末期の乱世に華を添える。

 祇園女御は初回から登場。長らく白河院の傍らで過ごし、王家や貴族政治といった国の仕組みがそう遠くない未来に大きく変わると予見。舞子が身ごもった子・清盛(松山ケンイチ)を、その武勇に目を付けた平忠盛(中井貴一)に育てるように後押しする。都を去った後は名を乙前と変え、歌舞音曲の名手として過ごすも、そのうわさを聞き付けた後白河天皇の誘いで今様(当時の流行歌)の師として京に舞い戻る。そこで清盛と再会を果たし、清盛と後白河天皇の良き相談役として物語を支えていく。

 磯智明チーフプロデューサーは「日本の歌姫、松田聖子さんの出演が決まりスタッフ一同とても喜んでおります」と会心の笑み。白河法皇に仕えた白拍子(歌舞を演じる遊女・芸姑)で歌舞音曲の名手で知られる祇園女御と、歌の師匠・乙前を同一人物としたのは脚本・藤本有紀さんのアイデア。確かな歌唱力が求められる役どころだけに「印象的な歌声の持ち主であるというのは、キャスティングする上での絶対条件でした」(磯氏)。

 清盛の母親代わりともいえる存在で、そしてわがままな天皇の師匠役という重要人物となる松田。「いつも凛としていて、いつまでも輝きを失わない女性」という条件を満たすキャストとして白羽の矢が立ち、今回の大河出演が決まった。当然、歌唱シーンも見どころだ。磯氏は「聖子さんの清らかで日本人のハートに響く歌声は、時空を超えて、平安時代末期の夢中で生きた人々の生き様を時に優しく、時に華やかに包み込んでくれる」と大きな期待を寄せる。

 数々のヒット曲はオリコンシングル24作品連続1位という輝かしい記録を持ち、歌手としてさまざまな音楽賞も受賞している松田だが、女優としても日本テレビ系ドラマ『たったひとつのたからもの』(2004年)で主演を務めるなど役者業にも定評がある。磯氏は「大河ドラマというステージで、華麗な平安装束姿を身につけた新たな聖子さんを、その更なる魅力を含めて、皆さんにご紹介したいと思います」と自信をのぞかせた。トップアイドルとして国民を大きく照らしてきた聖子が、松山清盛を照らし、そして歌声で魅了する日に注目が集まりそうだ。

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