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松丸友紀アナが語る育児と働き方 変わりつつあるテレビ業界

育児サポートは、テレビ東京も今が過渡期

──一方で、テレ東にはどのような育児サポートの制度があるのでしょうか?
松丸 子供の年齢によって使える制度は異なるのですが、最大で3時間の育児時短などが認められています。それと今年から在宅勤務制度が導入されました。会社でも、色々な働き方改革を模索中のようです。そんななか、私は担当番組との兼ね合いで1時間の時短勤務をしています。育児サポートについては、弊社も今が過渡期ですね。課題はたくさんありますが、良い方向に変化はしています。ただし根付くまでには時間がかかると思うので、若い世代が安心して子どもを産み育てられるように、現役の母親である私たちが声をあげながら、仕事でも示していかなければと思っています。『シナぷしゅ』もその1つですね。母親だからこそ作れる番組もあるということを、アピールしたいですね(笑)。

──社会的にも育児と女性のキャリア形成の両立が求められていますが、実現はなかなか難しいようですね。
松丸 ひと昔前は“女子アナ30歳定年説”という風潮がありました。だけど時代は変わって、私も現在38歳。弊社のアナウンス部にも、産休中を含めて6人の母親がいます。アナウンサーという表に出る職業としては、出産・育児世代のロールモデルを示していくのも務めの1つ。社会が良くなるために少しでも貢献できればと思っています。

──ということは、松丸アナは今後もバリバリとキャリアを積んでいく志向があるのでしょうか?
松丸 もちろん長い目で見たなかでのキャリアアップはしていきたいと考えています。だけど、出産を機に大きな意識の変化があったんですね。それこそ妊娠中はすぐにでも復帰してバリバリ働きたいと思っていたのですが、いざ出産すると「この子を1人の人間としてきちんと育てなければいけない」という思いがどんどん募っていきました。決して自分の人生を犠牲にするという意味ではなく、あくまで私は「そうしたい」と強く思ったんです。職場復帰した以上は仕事も大切ですし、キャリアアップも大切。だけどアナウンサーという職業は、私生活の経験を仕事に活かすこともできます。だから今はしっかりと子どもと向き合って、そこで培ったものを仕事に還元していく。それが今、私が描いている理想的なライフプランですね。

(文/児玉澄子)
松丸友紀氏(まつまる ゆうき)
テレビ東京 総合編成局 アナウンス部

青山学院大学文学部卒業。2004年に入社後、バラエティ、音楽番組、スポーツ、報道と多くの番組で活躍。特に『ゴッドタン』ではそのキャラクターを大いに発揮し人気者となる。2017年に第一子を出産後、2018年10月に本格復帰。現在は『よじごじDays』の3代目メインパーソナリティーを務めながら、引き続き『ゴッドタン』でも活躍中。海外アニメ『ラビッツ インベージョン』では声優にも挑戦している。
TX系0〜2歳の乳幼児番組『シナぷしゅ』
12月16日(月)〜20日(金)7時35分〜放送

提供元: コンフィデンス

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