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MISIA『ぎぼむす』、米津玄師『アンナチュラル』と重なるドラマと主題歌の関係性

  • MISIA「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」

    MISIA「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」

 MISIAの『義母と娘のブルース』(TBS系)主題歌となる「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」が、最終回直前のドラマの盛り上がりとともにDL数を伸ばし、デジタルシングル(単曲)で3度目となる1位に返り咲いた。こうしたドラマと主題歌の関係性では、今年1月期の『アンナチュラル』(TBS系)と米津玄師の主題歌「Lemon」のヒットと重なるものがある。

◆MISIA、ドラマ最終回前に再上昇し3度目1位

 MISIAの「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」が、7月31日のデジタルリリースから7週目にして週間2.4万DLを記録し、1位に返り咲いた。定額制の聴き放題型サービス(サブスクサービス)でも、「レコチョクBest 週間再生回数ランキング」と「KKBOX Top20 New Songs Weekly Ranking」で1位にランクインしている。

 綾瀬はるか主演、今期もっとも話題の連続ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)主題歌の同作は、初週に1.8万DLで3位に登場すると、ドラマの盛り上がりとともにDL数を伸ばし、週間DL数で見ていくと、2週目2.9万DL、3週目2.8万DLで2週連続1位を獲得。4週目で3.7万DLを記録したあとの週では、2万弱ほどのDL数での推移となるが、最終回前話となる第9話が今期民放連ドラ最高視聴率(17.3%)をマークすると、DL数も再び伸長し3度目となる1位獲得となった。

 累計DL数は、17.1万を超えている。一方、8月22日の発売後、週を経るごとに売上枚数が下がっていたフィジカルでも、同週では再び増加に転じている。

ドラマ内容とシンクロする主題歌の相乗効果的なヒット

 これまでにも、主題歌がドラマ放送とともにその視聴率や満足度と同調して売上を伸ばす事例は取り上げてきているが、同作もまさにドラマとその内容にシンクロする主題歌の相乗効果的なヒットになっている。そこには、視聴者の共感を呼ぶドラマのクオリティと話題性の高さ、さらに毎話のストーリーのラストを締めくくるにふさわしい、ドラマに感情移入する視聴者の心をゆさぶるメロディと歌詞がある。

 MISIAは、同曲の制作において、脚本を読んで物語に寄り添いながらそのメッセージを自分なりに解釈し、ドラマを観る人それぞれが大切な人へ想いを伝える手伝いができるようにと、心を込めて歌っていることを明かしている。
  • 米津玄師「Lemon」

    米津玄師「Lemon」

 こうしたドラマと主題歌の関係性では、今年1月期の『アンナチュラル』(TBS系)と米津玄師の主題歌「Lemon」のヒットと重なるものがある。ドラマの内容に合わせて作り込まれた同曲は、放送中の2月12日の配信開始から爆発的にヒット。ドラマ終了後もデジタルでのロングヒットを続け、31週目となる今週も2.1万DLで3位。累計は142.9万DLに達している。

 MISIAの今作も、今週放送の最終話とともにさらにDL数を伸ばすことだろう。その後のロングヒットも大いに期待できる。「Lemon」にどこまで迫るか注目していきたい。

提供元: コンフィデンス

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