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【ドラマ満足度】『この世界の片隅に』第4話で大幅アップ 自己最高の90Pt

 週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』による、ドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」。18年7月期のドラマの7月31日〜8月6日放送分の調査では、松本穂香が連ドラ初主演を務める日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS系)の第4話(8月5日放送)が100Pt満点中90Ptを獲得。前3話の77Ptより大幅にポイントを上げ、スタート以来自己最高となる満足度を記録した。

『この世界の片隅に』の直近3話のドラマバリュー推移

 同作は、07年から09年まで『漫画アクション』(双葉社)で連載されていたこうの史代氏の同名漫画を原作とした実写ドラマ。太平洋戦争の最中、広島の江波から呉に嫁いだヒロイン・すず(松本)が、夫の周作(松坂桃李)らとともに嫁ぎ先の北條家で暮らすかけがえのない日常を丁寧に描いていく、家族の愛の物語。 16年に公開されたアニメーション映画では、女優・のんがすずの声を担当、“口コミ”でじわじわと人気が拡大しロングヒットしたことも記憶に新しい。

 こうの氏による人気原作漫画にはない“現代パート”も加えた挑戦的な構成のドラマとなっているが評価は上々。視聴者からは、「脚本が素晴らしい。原作の膨らませ方が上手い」(50代女性/東京)、「物語は知っているが、実写化するとさらに深く考えさせられる」(10代男性/青森)、「原作を読みストーリーは知っているが、全体的に出来が良いと思う」(50代女性/茨城)、「丁寧でゆったりとした展開で面白い。この先に悲しい絶対に出来事がわかっていても観てしまう」(40代女性/東京)といったコメントが寄せられている。

 項目別に見ると、「内容」と「主演以外のキャスト」の項目で20Pt満点中19Ptをマーク。特に今週は、「尾野さんと二階堂さんの演技が良かった」(50代女性/埼玉)などと、すずと仲を深めていく遊女・リンを演じる二階堂ふみ、すずの小姑で周作の姉・径子を演じる尾野真千子を評価する視聴者コメントが散見された。

 なお、7月31日〜8月6日放送分の調査では『この世界の片隅に』のほか、フジテレビ系木曜劇場『グッド・ドクター』(91Pt)、TBS系火曜ドラマ『義母と娘のブルース』(90Pt)も初の90Pt台を記録した。

18年7月期オリコンドラマバリュー一覧(〜8月6日放送分)

「オリコンドラマバリュー」とは

オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。
【調査概要】
■地域:1都1道2府14県 → 関東圏(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬)/関西圏(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)/その他地域(北海道・愛知・岡山・香川・福岡)
■対象:10代〜 50代の男女計690名
■方法:インターネット調査

提供元: コンフィデンス

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