浮かび上がるアクティブ層の映像コンテンツ消費動向『動画配信サービス動向調査2018』
ライトユーザーの動きが全体のなかでも大きい
調査結果でまず気になるのが、利用者の利用期間が「半年未満」と「3年以上」で高くなっていること(図5)。後者は、新しいものへの好奇心が旺盛な、黎明期から入会している映画、ドラマ好きのコアユーザーが想定されるが、前者は「1年未満」と合わせると45%と利用者全体の半数近い割合にのぼり、ライトユーザーの動きが全体のなかでも大きいことがわかる。
浮かび上がる熱量が高いアクティブなエンタメユーザー像
さらに、もう1つ興味深いのが、「1年以内の利用者」における動画配信サービスの、1日の平均利用時間が約1時間となったこと(図10)。ライトユーザーにとっては、動画配信サービスのメリットの1つである一気観よりも、好きな時間に好きな作品だけを観る、ムダな時間は使わないという意識がうかがえる。