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浮かび上がるアクティブ層の映像コンテンツ消費動向『動画配信サービス動向調査2018』

 この1年の間だけでも動画配信サービスを取り巻く話題が常にメディアをにぎわせ、各サービスの積極的なPRとともにシーンは盛り上がっている。すでに黎明期から普及期へ突入し、コアユーザーから一般層へと利用者の裾野がじわじわと広がりを見せるなか、コンフィデンス誌では、ユーザー調査からこの1年以内に入会したサービス利用者と非利用者の属性を紐解き、いまのエンタメユーザーの映像コンテンツとの関わり方を探った。

ライトユーザーの動きが全体のなかでも大きい

 2年前からこの時期に実施している動画配信サービス動向調査。今回の結果から、その利用者の割合は、11.5%→14.6%→16.4%と少しずつだが着実に伸びていることが示された。一方、気になるのがその伸び率が低いのではないかということ。すでに普及期に入っているいま、2〜3割まで達していてもよさそうに感じられる。では、その利用者と非利用者の間には、映像コンテンツへの意識や関わり方にどのような違いがあるのだろうか。

 調査結果でまず気になるのが、利用者の利用期間が「半年未満」と「3年以上」で高くなっていること(図5)。後者は、新しいものへの好奇心が旺盛な、黎明期から入会している映画、ドラマ好きのコアユーザーが想定されるが、前者は「1年未満」と合わせると45%と利用者全体の半数近い割合にのぼり、ライトユーザーの動きが全体のなかでも大きいことがわかる。

浮かび上がる熱量が高いアクティブなエンタメユーザー像

 ただし、利用者全体の伸びが年間で3%ほどであることから、入会したものの、その後、定着せずに退会、もしくは他サービスに乗り換えている流動的なユーザーが多いことがうかがえる。海外ドラマやコンサートなど、特定の観たいコンテンツ目当てにサービスを頻繁に移り、内容がよいとわかっているコンテンツやおもしろさが保証されたコンテンツ、また自分が好きなことには、費用をかけることを惜しまない。そんな熱量が高いアクティブなエンタメユーザー像が浮かび上がる。

 さらに、もう1つ興味深いのが、「1年以内の利用者」における動画配信サービスの、1日の平均利用時間が約1時間となったこと(図10)。ライトユーザーにとっては、動画配信サービスのメリットの1つである一気観よりも、好きな時間に好きな作品だけを観る、ムダな時間は使わないという意識がうかがえる。
 一方、観る動画ジャンルが増えているとするユーザーも少なくないことから(図18)、1つのものにハマりすぎるのではなく、「少ない時間で全方位を観て楽しむ」という、余暇時間の使い方がライフスタイルとして浮かび上がる。

提供元: コンフィデンス

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