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綾瀬はるかがまとう主演女優の身体性「激しいアクションを追求したい」

厳しい鍛錬をうかがわせるアクションを披露する一方、西島秀俊とのワケあり夫婦役で見せたキュートな一面も話題になった綾瀬はるかが、『奥様は、取り扱い注意』(日テレ系)で「第10回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」主演女優賞を受賞した。いまや主演女優としての身体性をまとうと評価の高い綾瀬の素顔に迫った。

いちから作り上げた、挑戦の作品だった

――元特殊工作員という過去を隠し、合コンで知り合った夫と結婚して幸せな専業主婦生活を送る主人公・菜美が、高級住宅街に暮らす主婦たちが抱える悩みやトラブルをときに豪腕をふるって解決していくアクション・エンタテインメントドラマ。格闘アクションだけでなく、夫婦や家族の愛、主婦たちとの友情を描く心温まるストーリーも好評でした。そんな本作で堂々の主演女優賞受賞おめでとうございます。
綾瀬はるかクランクインの3ヶ月前からアクションの稽古を受けていたので、通常よりもドラマの期間が長く感じられているんです。スタッフさんと一緒にいちから作り上げていって、私自身もみなさんにとっても挑戦の作品だったと思うので、こうして賞をいただけてとてもうれしいです!

――今回の受賞理由のひとつとして、女優の身体性がありました。格闘シーンで見せた武術・カリシラットも見事でしたが、それに加えて、セリフや表情といった演技だけでなく、存在している身体性自体が、主演女優らしいと。
綾瀬はるかわお! 存在感ってことですか!? ありがとうございます!! アクションに関しては、『精霊の守り人』(NHK)で短槍使いの役を演じて、そこで本格的にはじめたのがベースにあります。短槍とカリシラットはぜんぜん違うものですけど、体を使って演じる、アクションシーンを作り上げるということでは共通する部分もありました。まったくアクションをやったことがない人がいちからやるのは大変かもしれませんが、私は短槍のベースがあったので、覚えがよかったそうです。アクション監督に褒められましたから(笑)。

いまは運動すらまったくしていない(笑)

――ここ最近の綾瀬さんというとアクションの印象が強い。アクション女優のポジションを追求していきたいという気持ちは?
綾瀬はるかそうですね。車の上を走るとか、ビルに沿って飛び越えていくとか、ハリウッド映画のように激しけどすごくかっこいいアクションシーンをやっていきたいという気持ちはあります。

――激しいアクションであれば、それだけレーニングしなければいけませんが、その苦労はいとわない?
綾瀬はるかおもしろそうだし、がんばります!

――いまでもカリシラットの稽古は続けているんですか?
綾瀬はるか別の仕事が続いていたり、風邪をひいてしまったり、実家に帰ったりで忙しかったので……。運動すらまったくしていないくらいです(笑)。
――今回のドラマで印象に残っているシーンを教えてください。
綾瀬はるか最終話のラストで、「私が求めていたものは」というセリフとともに旦那さんから銃口を向けられて、「やっぱりこの人を愛している。なんというスリル」というところ。やっと銃をこっちに向けて本気になってくれたということなんですが、そういう発想にいく菜美が、弱いところがまったくなくて、スカッとして突き抜けていて、本当にかっこいい女性だなって思いました。精神の安定とかじゃなく、自分がスリルを求めていたのに最後に気づくところがすごくよかったです。

――この先のご活躍も楽しみにしています。
綾瀬はるか今回は主演女優賞いただきましたが、これからもがんばります。
(文:武井保之/撮り下ろし写真:逢坂聡)

提供元: コンフィデンス

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