いまなお新鮮
ボルボのエントリーモデルにしてブランドの屋台骨を支える「XC40」も登場からはや8年。これまで内外装やパワートレインにおいて地道なアップデートが重ねられてきたコンパクトSUVは、いかなる進化を遂げたのか。トップグレード「XC40ウルトラB4 AWD」の走りを報告する。
デビューから8年たったXC40の立ち位置
近ごろ、俳優の杏さんが登場するボルボのテレビCMをよく見る。穏やかで温かみのある雰囲気は、杏さんとXC40によく似合っている。なぜ杏さんが出演しているかというと、2026年5月から彼女がXC40のアンバサダーを務めているからだが、当のXC40はモデルチェンジを実施したわけでもなく、2018年3月に日本上陸してから約8年が経過している。
にもかかわらず、このXC40は日本で最も売れているボルボであり続けていて、ライバルが多い輸入コンパクトSUV市場のなかで存在感を失っていない。しかも、電気自動車(BEV)版の「C40リチャージ」が近く販売終了となり、「EX40(旧XC40リチャージ)」が「EX40クラシックエディション」としてモデルライフの最終段階を迎えているのに対して、このXC40は継続販売が予定されているそうだ。日本でもうひと花咲かせるべく、“花咲 舞”、もとい、杏さんをアンバサダーに起用してきたということだろうか。
それにしても、デビューから約8年が経過したというのに、魅力が色あせないというのが驚きである。日本で扱いやすい比較的コンパクトなボディーや、北欧ブランドらしい居心地のいいインテリア、使い勝手に優れたラゲッジスペースなど、人気の理由はいろいろあるだろう。そして、忘れてはならないのが、その中身を、地道に、ときには大胆に進化させ続けてきたことだ。...