会社を伸ばす社長、ダメにする社長、そのわずかな違いとは何か? 中小企業の経営者から厚い信頼を集める人気コンサルタント小宮一慶氏の最新刊『[増補改訂版]経営書の教科書』(ダイヤモンド社)は、その30年の経験から「成功する経営者・リーダーになるための考え方と行動」についてまとめた経営論の集大成となる本です。本連載では同書から抜粋して、経営者としての実力を高めるための「正しい努力」や「正しい信念」とは何かについて、お伝えしていきます。
経営者に求められるのは、「経済学」と「心理学」
基本的には、経営者に求められるのは、「経済学」と「心理学」だと私は考えています。
方向づけやその他、経営にまつわる様々なところで、この二つの実践的な知識が重要になります。
もっとも、「経済学」とは、学問としての経済学ではなく、世の中がどういうふうに動いているのかを読み解くことを指します。
また、お客さまがどんな商品を買ってくれるのか、それを見極めるには、経済学的な要素と共に、心理学の要素が深くかかわってくるのです。
また、「人を動かす」という点でも、「人とはどういうものか」を理解するには、実践的な心理学を知っておくべきです。
新聞を読む、世間を見る
つまり、実践の「経営」について本当に勉強しようと思うなら、まずは世の中の動き、それから人の動き、人の心を知ることが大事なのです。
経済を実践的に学ぶためには、新聞、とくに日本経済新聞を一面から読むことがお勧めです。
勉強法とも関連するので、次回に新聞の読み方を少し詳しく説明しておきます。
できるだけ早くから、「正しい努力」を知り、積み重ねていただきたいと思います。
そうすれば、誰でも世の中の動きをある程度、読み解くことができるようになります。
(本稿は『[増補改訂版]経営者の教科書 成功するリーダーになるための考え方と行動』の一部を抜粋・編集したものです)