現代の実用車のかがみ
8代目「フォルクスワーゲン・ゴルフ」の最新型が日本上陸。近年の呼称法にならえば「ゴルフ8.5」と呼ぶべきビッグマイナーチェンジモデルだ。スポーティーグレード「eTSI Rライン」の仕上がりをリポートする。
光る「VW」エンブレム
フォルクスワーゲン・ゴルフの第8世代の後期型。試乗したのは「GTI」と「R」を除く、ゴルフのガソリン仕様では最もスポーティーな仕立てのeTSI Rラインである。デジタル化と電動化を特徴とする8代目ゴルフの本国での発表は2019年秋。そのマークIIである最新型は、デジタル化と電動化がアップデートされて、ゴルフ誕生50周年の2024年にデビューした。
今回、筆者は試乗車を拝借すべく、東京・品川にあるフォルクスワーゲン ジャパンに赴き、現物を薄暗い車寄せで初めて見た。外観ではフロントグリルとバンパー、それにLEDヘッドライトが新デザインとなった。Rラインはフロントバンパーの冷却ダクトが左右独立し、エラが張ったみたいにダイナミックになっている。とはいえ、最新型をひと目で印象づけるのは、フロントグリルと中央の「VW」エンブレムが光ることだ。なんと神々しい。ありがたや〜。光る、光る東芝♪ というCMソングがあったように、あるいは新幹線の初代が「ひかり」と名づけられたように、光こそ文明である、とあらためて思う。
インテリアではインフォテインメント用のディスプレイが12.9インチ、ということは画面の対角線の長さが約33cmもある、「iPad」のA4サイズにまで大型化された。ダッシュボードで一番目立っているのがこのタッチ式ディスプレイであることは疑いない。新世代のインフォテインメントシステムは、ChatGPT採用の音声アシスタント「IDA(アイダ)」の搭載が目玉だ。...