本物は色あせない
いよいよ登場した“第3のランクル”こと「トヨタ・ランドクルーザー“250”」。世界中の極地で活躍するランクルファミリーの、「新たな中核モデル」といううたい文句は本物か? 本格的なオフロードコースで、その実力を確かめた。
「このコースを走るんですか?」
みんな大好き、ランドクルーザー。その3兄弟を、トヨタのお膝元にあるオフロードコース「さなげアドベンチャーフィールド」で試乗することができた。もちろんwebCGでは3台すべてをリポートする予定だが、今回はまず、一番新しいランドクルーザー“250”からご紹介させていただくことにする。
なんて前振りすると、「そんなこと言ったって、ランクル買えないじゃん!」という声が聞こえてきそうだ(参照)。そして内心では筆者も、同じように思っていたりする。いいなと思っても買えないモデルを紹介するのって、つらいよね。だけれど買える買えないの話は、ここではひとまず置いておきたい。なぜなら今回の舞台は超本格的なオフロードコースであり、実はそこに「買える買えない問題」の答えさえもが、隠されていたと筆者は感じたからである。
さなげアドベンチャーフィールドが初めてだった筆者は、とっても驚いた。特に前半コースには、「本気でここ登らせるつもり!?」と思わずこぼしたほど、強烈な岩場の急斜面が含まれていたからだ。聞けばそれでも通常よりは難易度を低めたコース設定にしているとのことだったが、それにしても「新車でランクル買って、こんなところ走るユーザー、いないでしょ!」と思った。
しかしトヨタの開発陣は、至って大真面目なのだ。この試乗会が公道でのオンロードドライブとならなかった背景には、試乗車を登録してナンバーを取得する時間がなかったという理由も裏にはあったようだが、「ランクルを理解してもらうには、まずはオフロード性能からだと思っていた」と真顔で力説するのである。...