新しい日産の顔になる
日産自慢の電動パワートレイン「e-POWER」を搭載する3代目「ノート」がマイナーチェンジ。次世代を象徴するという「デジタルVモーショングリル」でフロントフェイスが一新された人気のBセグメントモデルは、いかなる進化を遂げたのか。
前の顔のほうがよかった?
マイナーチェンジした日産ノートのハイライトは、内外装デザインと装備のブラッシュアップである。ここで先にネタバラシをすると、クルマの走りに関するパート、すなわちパワートレインや足まわりの変更はうたわれていない。「試乗した印象が知りたかったのに、なんだぁつまらない」と、結論を急ぎないように。まずは順を追って変更内容を説明したい。
ひと目でわかる従来型との違いは、前後バンパーをボディー同色としてフロントフェイスに新時代の「デジタルVモーション」を採用したところだ。「よりフレッシュで先進感が得られるデザインとし、全体的な統一感を演出。ちょっとした立体感でそのものの良さを表現するとともに、グリル内のバーにボディーカラーを用いてより“色”を感じる仕立て」と紹介されている。
デジタルVモーショングリルは、ご存じのように軽自動車の「ルークス」や「デイズ」で先に導入された「新しい日産の顔」である。下から上へと広がるメッキバーで躍動感を表現していた従来のVモーションデザインとは異なり、短いバーを積み重ねるように並べるのが新世代のデジタルVモーショングリルだ。メッキ部分が一定法則でとびとびに並ぶことをデジタルと表現しているのだろう。うまい命名だ。LEDヘッドランプを全グレードに標準装備とし、夜間走行時の視認性を向上させたのもセリングポイントである。
リアに目を移せば、バンパー下部のライントリートメントが新しいことに気づく。こちらは日本の伝統的なパターン“水引”からインスパイアされたデザインで、日本人の持つ伝統的な美意識をくすぐるあしらいなのだとか。「まだ慣れないんですよね、この前後デザイン。前のほうがよかったですよぉ」と打ち明けてくれたのは日産で報道関係者の窓口になっている方だが、個人的には、これはこれでアリかもと思う。...