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レンジローバー・スポーツSVエディションワン(4WD/8AT)【海外試乗記】


全能なるSUV

走りが自慢のプレミアムSUV「レンジローバー・スポーツ」に、“レンジローバー史上最速”をうたうハイパフォーマンスモデルが登場。限界に挑戦したというその仕上がりを、サーキットを含むポルトガルのさまざまなステージで試した。

並のV8モデルじゃない

ジャガー・ランドローバー(JLR)は今、ブランド戦略を再構築しようとしている。近い将来の劇的な変化に備えてのことなのだろう。

クルマ好きにはぜひとも知っておいてほしいのだが、JLR(発音的にはほとんど“ジェラー”に聞こえる)という会社には今、事実上“独立した”ブランドが4つある。ジャガー、レンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリーである。

何が変わったの? ランドローバーはどうなったの? これまではランドローバーというバッジのもとに「ディフェンダー」や「ディスカバリー」、「レンジローバー」があり、さらにレンジローバーの下にはほかに「イヴォーク」や「ヴェラール」などがあった。

ところが今後は先に挙げた4つのブランド名(ジャガー/レンジローバー/ディフェンダー/ディスカバリー)がそれぞれ同格に存在することになり、別個のマーケティング活動を行うという。ジャガーは先行してさらに高級な電動ブランド路線を突き進み、旧ランドローバー系の3モデルはそれぞれの特性を生かしたモデル開発とブランド戦略を採っていく。

寂しいかな、ランドローバーのバッジが特定のモデルに使われることは、しばらくなさそうだ。会社名に残るのみ、だそうである。

というわけなので、もはや風前のともしびとなったマルチシリンダーエンジンの搭載も、例えばレンジローバーとディフェンダーとではまるで異なる戦略を採っている。ディフェンダーには5リッタースーパーチャージドの自社製V8エンジンを積んだ。ところがレンジローバーのV8はというとBMW製の4.4リッターツインターボだ。ブランドの個性に応じてパワートレインを選んでいるのだった。

そうなるとレンジローバー・スポーツの高性能版である「SV」にも当然ながら、BMW製のV8が積まれることになる。しかもそれはなんとS63エンジン! つまりBMW M謹製のユニットであり、基本的に「M5」や「X5 M」などに積まれているエンジンと同じもので、BMWエンジンのなかでもハイスペックかつ特別なV8だ。...

提供元:webCG

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