モードを先取り
“小さな高級車”をうたうフランス生まれのコンパクトカー「DS 3クロスバック」が、マイナーチェンジを機に車名を「DS 3」に変更。最新モードをまとった内外装の仕上がりや、インフォテインメントシステムの進化をロングドライブで確かめた。
ルーヴルを思わせるインテリア
フランスの小型クロスオーバー、DS 3クロスバックのフェイスリフト版が上陸し、2023年5月23日から販売されている。「コンパクトラグジュアリーSUV」を自称するこのモデルの国内発売は2019年だから、4年ぶりのお色直しになる。
DSはシトロエンから2014年に分離独立した高級車ブランドで、その名は1955年発表の「シトロエンDS」に由来している。フランス語でDSの発音は女神のdéesseと同じだそうで、発音するたびに彼らは「女神さん」「女神さん」と拝んでいることになる。DS 3ならなおさら。デーエスサンですから。って、それは日本語やろ。
というようなダジャレはともかく、最新のDS 3に施された改良で知っておくべきポイントの第1は、名称がシンプルにDS 3になったことだ。これからはDS 3が正式で、クロスバックと続けるのはマチガイである。お気をつけください。
第2に前後のデザインがチョコっと変わった。フロントではグリル、ヘッドランプ、そしてバンパーに縦に入るデイタイムランニングランプが新しい装いになった。DS 3クロスバックとあまり縁のなかった筆者的には、どこか変わったのですか? という感じだけれど、それだけ違和感なくまとまっている。
細かいことはさておき、ドアを開けて運転席に座る。ダッシュボードには、よくわからないひし形のデザインが並んでいる。なぜかは知らねど、ひし形の連想からか、ルーヴル美術館の中庭につくられたガラスのピラミッドを筆者は思い出す。DSといえば、コレである。...