スマートな優等生
フルモデルチェンジしたBMWのコンパクトSUV「X1」に試乗。最新型となる3代目と同時に上陸したバッテリー式電気自動車版の「iX1」に話題が集まるなか、ラインナップのベースとなるガソリンエンジン車の仕上がりを確かめた。
内外装は最新のBMWモード
新しいX1は通算で3世代目だが、「2シリーズ アクティブツアラー/グランツアラー」と基本骨格を共有するFFレイアウトベースになってからは2世代目にあたる。そんな新型X1は先代同様に、2代目アクティブツアラーから少し遅れるカタチでのデビューとなった。スリーサイズは全長で45mm、全幅で15mm、全高で35mmそれぞれ拡大(新旧「X1 xDrive20i xライン」での比較)。競合車と比較すると、全長はひと足先に世代交代した「メルセデス・ベンツGLA」より長く、「アウディQ3」とならぶ。全高はGLAやQ3より高めで、競合比で余裕ある室内空間がX1の売りのひとつだ。
先代でアクティブツアラーと同寸だったホイールベースは、新型ではX1のみ20mm延びた2690mmとされた。それは今回からX1にBEVのiX1が用意されるためか、あるいはライバルが多いコンパクトSUVに属するX1ゆえに、居住性の拡大を期したからかもしれない。
新型X1は同世代のアクティブツアラーとの血縁関係がより深まってもいる。その象徴がインテリアデザインだ。
X1とアクティブツアラーのインテリアは、この新型から基本デザインが共通となったのだ。2枚の液晶を一体化した「カーブドディスプレイ」や、浮遊したような「アイランド型センターコンソール」、さらに特徴的なスマホ/タブレットホルダーなど、アクティブツアラーのインテリアに採用された特徴点の大半がX1でも踏襲されている。ただし、スマホ/タブレットホルダーに照明が追加され、ドアインナーハンドルが立体的になるなど、細部はより高価なX1のほうが少し色気が強い。
エクステリアでは、大型化かつ垂直化された八角形キドニーグリル、横長のテールランプが、BMWの最新モードだ。さらにドアアウターハンドルがフラッシュサーフェス化されたのも最新BMW車に共通するディテールで、これもアクティブツアラーと共通部品と思われる。公式資料によるとフラッシュサーフェスの目的は「空力のため」とある。...