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【小児科医が教える】「市販の冷凍野菜」は体に良い? 悪い? その意外な答えとは


Photo: Adobe Stock
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「子どもには、少しでも体によいものを食べさせたい!」ですよね。
でも、ごはんは毎日のこと。なるべくシンプルで簡単に済ませたいものです。
この連載では、『医師が教える 子どもの食事 50の基本』の著者で、赤坂ファミリークリニックの院長であり、東京大学医学部附属病院の小児科医でもある伊藤明子先生が、最新の医学データをもとに「子どもが食べるべきもの、避けるべきもの」をご紹介します。
不確かなネット情報ではなく、医学データと膨大な臨床経験から、本当に子どもの体と脳によい食事がわかります。毎日の食卓にすぐに取り入れられるヒントが満載です。
※食物アレルギーのある方は必ず医師に相談してください。

冷凍野菜の栄養ってどうなの?

100%を超えている部分は、冷凍保存を開始したときより、ビタミンC量が増えていることを示します。
100%を超えている部分は、冷凍保存を開始したときより、ビタミンC量が増えていることを示します。

「冷凍食品は栄養価が低い」というのは誤解、あるいは都市伝説です。日本での食品の冷凍は100年を超える歴史と研究があります。

野菜の場合、冷蔵庫での保存では時間経過とともに、栄養素が減っていきます。それは野菜の中にある酵素の働きにより、栄養素が分解されていくからです。たとえば、冷蔵庫に9日間保管したほうれん草は、ビタミンC含有量がもとの3割に減っているという報告があります[*85]。

一方、市販の冷凍野菜は、冷凍の前に短時間熱湯にくぐらせる処理をすることで酵素が失活しているため、栄養素はそれほど減りません。食材の1つとして、ぜひ検討してみてください。

次の表は、冷凍した野菜の栄養素を調べたものです。

冷凍したほうがいいものもある?

そのままの状態よりも、冷凍したほうが栄養価やうま味がアップする食材もあります。たとえば次の食材です。

●きのこ類
とくにしいたけ、ぶなしめじ。冷凍すると、グアニル酸が増加してうま味が増す
●しじみ
冷凍すると、オルニチンが4倍以上増える[*86]

ただし、家庭用の冷凍庫では生鮮食材そのものを急速冷凍することはできません。調理したおかずの状態で、冷凍保存するのがよいでしょう。

食材を上手に冷凍して時短&エコ

忙しい平日には、冷凍した食材を上手に使うと時短になります。また、遠い産地から届けられた生鮮品より、冷凍品のほうが排出する二酸化炭素(CO2)量が少なく、地球にやさしい側面もありそうです。

日本は全食材の約6割(カロリーベース)を輸入に頼りつつも、家庭でのフードロスは年間約260万tにもなります[*87]。冷凍した食材を上手に活用することで、家庭での食材廃棄を減らせるかもしれません。

このほかにも『医師が教える 子どもの食事 50の基本』では、子どもの脳と体に最高の食べ方、最悪の食べ方をわかりやすく紹介しています。

(本原稿は伊藤明子著『医師が教える 子どもの食事 50の基本』から一部抜粋・編集したものです)

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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