ORICON NEWS
汚れの種類で洗い方も変わる? スーツを長持ちさせるための最適なクリーニング方法
監修者 青山商事株式会社
「洋服の青山」「SUIT SQUARE」「UNIVERSAL LANGUAGE」など、数々のビジネスウェア 事業を展開。スーツや靴、カジュアルなどのメンズアイテムをはじめレディスのスーツやフォーマルまで、多様なウェアを展開している。
虫食いやカビなどを防ぐ!スーツをクリーニングに出す適切な頻度
過度のクリーニングは生地の風合いを損なって劣化を早めてしまう場合もあるので、スーツに負担をかけない頻度を意識することが大切。クリーニングの回数を減らすには日々のお手入れが重要のため、スーツは3着程度を着まわして、1日着たら2日休ませる形にするといいだろう。
汚れの種類によって適切なものを選ぶべき!スーツのクリーニング方法2つ
ドライクリーニング
ドライクリーニングであれば、スーツを乾いた状態で洗えるので型崩れや収縮が起きづらい。油で洗うので油成分の汚れ落としに強いが、逆に汗など水溶性の汚れは落としにくい。また、ウールの繊維内にある油分まで溶かすので生地が傷みやすいので、クリーニングのしすぎには注意が必要だ。
油性ペン、皮脂、化粧品などの油汚れを落としたいときや衣替えでスーツを長期保管する際にオススメのクリーニング法で、仕上がりには1日〜5日程度を要する。
ウェット(水洗い)クリーニング
化学溶剤を使わないので風合いの変化が起きづらく、スーツに臭いが残らずに生地へのダメージも少ない。ドライクリーニングでは落としにくい水溶性の汚れも落ち、さっぱりとした仕上がりで着心地がいいのも魅力と言える。
ビールやワイン、醤油など、飲食物のシミ汚れを落としたいとき、夏場や汗の臭いが気になるときなどにオススメのクリーニング法で、仕上がりには1週間〜10日程度を要する。
必ず上下セットで出すこと!スーツをクリーニングに出す際の注意点
ジャケットとパンツをセットで出す
ポケットの中身や装飾品を確認する
シミや痛みの有無を事前に伝える
ビニール袋に入れたままはNG!クリーニング後のスーツの保管方法
ビニール袋を外す
ハンガーを替える
間隔をあけて収納する
お気に入りのスーツを長持ちさせるためには、定期的にクリーニングに出すことが重要。付着した汚れやスーツの状態などをきちんと確認して、最適なクリーニング方法を選ぶようにしてほしい。