ハングクTIMES
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以前、ハングクTIMESでご紹介して大人気だったのが、韓国（ソウル）でコンバースを最安値で購入できるお店を紹介した記事。しかし、それから日本で厳しい規制がかかるようになり、韓国で購入したコンバースは日本に持って帰れないことになったの、ご存じでしたか？今回は、持って帰る方法はないのか調査してみました！
【※今回ご紹介するのは過去の事例であって、韓国からの持ち帰りを推奨するものではありません。実施される場合は自己責任でお願いいたします】

韓国で購入したコンバースはなぜ持って帰れないのか？

ほんの数年までは、ひとり10足程度であればハンドキャリーで持ち込みOKというなんとなくの線引きがあり、日本に普通に持ち込めていました。

しかし、法律上は韓国で販売されているコンバースは日本に持ち込むことが禁止されていて、特に2021年以降は厳しく取り締まりされるようになりました。

これは販売権が大きな理由で、そもそもコンバースには「USA」と「JAPAN」の2つが存在します。

韓国のコンバースはUSAに属していてNIKEが販売権を持っており、日本は伊藤忠商事が販売権を持っています。

そのため、日本においては「日本以外の国で販売されているコンバース」は、すべて偽物扱いになってしまうのです。

正規ブランドなのに不思議ですよね。

そして、偽物（偽ブランド品）の輸入はそもそも法律上禁止されているので、空港で没収されてしまうというわけ。

以前は日本の大手通販サイトなどでも販売されていましたが、そちらも現在では販売を完全にストップしていますし、個人での並行輸入も禁止されています。

私はそうとは知らず、BUYMAで韓国コンバースを販売しようとしたのですが、写真をアップロードした瞬間に「この商品の日本での販売は法律上禁止されています」的な忠告文が出てきて、販売を断念。

メルカリなどでもチャックテーラーを並行輸入販売している方々もいらっしゃいましたが、現在では厳しく規制されているようです。

実際のところ、どうなの？　没収されちゃう？

しかしながら、実際のところは1〜2足程度であれば持って帰れているケースもあるようで、具体的事例は以下の2つです。

【1】履いて帰る
【2】1〜2足ハンドキャリー

【1】履いて帰る

私物として履いて帰るのであれば、問題ないということ人がたくさんいるようです。とはいえ、ネットで調べてみると日本に帰国する際に履いて帰ったけれど、没収されたというケースもまれにあるようなのでご注意を。

【2】1〜2足ハンドキャリー

法律上ではあくまでも輸入それ自体がそもそもNGで、“販売目的とみられなければ大丈夫”というわけではありませんが、1〜2足であれば持ち帰りできることがあるようです。

絶対に没収されないとは言い切れませんが、現状では上記の2つの方法で持ち帰れている人が多いのは事実です。1足は履いて、1足は持ち帰り程度であれば持ち込める確率はあがりそうです。

とはいえ、法律違反であることは変わりないので、空港で没収されてしまうリスクがあることは念頭に入れておきましょう。

手に入れるべきモデルはこれ！日本では買えない韓国コンバース

ファッション好きの方はご存じかと思いますが、韓国には日本で販売されていない大人気モデル「チャックテーラー」や、JWアンダーソンとのコラボライン「ランスター」などが購入できます。

・「チャックテーラー」

CT70と表現されるモデルでこれはChuck Talor‘70の略。1960〜70年代に作られていたモデルの復刻版です。

日本で発売されている一般的なモデルとは、ソールの厚みが異なっていて履き心地がいいことが特徴。

また、シューレースが細くクラシカルなルックスなのできれいめな洋服にもよく合います。

見分け方は、かかとに配置されたヒールパッチ。「黒タグ」「三ツ星」などと言ったりします。

以前、ハングクTIMESで紹介した最安値で購入できるお店も合わせてチェックしてみてください。

・「ランスター」

世界的なデザイナーのJWアンダーソンが手掛けるモデル「ランスター」。

BLACKPINKのジェニーをはじめ、K-POPアイドルたちが愛用していることで販売直後は1分で完売してしまったというほど人気を集めているモデル（現在は普通に購入できます）です。

厚底ソールの大胆なデザインが印象的。ファッション性も高くて、デニムに合わせるだけで旬なスタイルが作れそう。これ、スタイルアップ効果も狙えますよね。

韓国コンバースを持ち帰るなら最大2足!?

スニーカーで日本にはないモデル、チャックテーラーやランスター、かわいいですよね。

残念ながら法律的には禁止されている韓国コンバースの持ち帰り。行う場合は、空港で没収されてしまう可能性があることを覚えておきましょう。大量買いはもちろんNGですよ！

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ライタープロフィール
二俣愛子（ふたまた・あいこ）
韓国在住。日本でファッション雑誌の編集者として働いた20代を経て、セブ島とロンドンに短期留学後、webメディアの編集とフリーランスの編集ライターとしても活動。留学中に出会った韓国人男性と3年半の遠距離恋愛後に結婚し渡韓。現在は日本メディアへの執筆・PR・日本企業と韓国企業をつなぐ仲介をしている。インスタグラム【@aiko_shin4】。オンラインのジュエリーセレクトショップも運営【@owol__official】。