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『ジブリパークができるまで。[第1期]』Blu-ray&DVD収録内容の全貌
『ジブリパークができるまで。[第1期]』 Disc2
2021年7月、順調に工事が進む「ジブリの大倉庫」。吾朗監督は定期的に現場を訪れ確認作業を行っていく。足場が組まれているため全貌は見えないが、迷路のような、複数のフロアが階段や通路でつながっている空間が出来上がりつつあった。大倉庫に併設されたカフェ棟では、鉄骨と鉄骨をつなぎ合わせるために「リベット」が使われ、吾朗監督や工事関係者がリベット接合を行うイベントも実施された。展示の検討会も引き続き開かれている。子どものための遊び場、「子どもの街」はどうしたらもっと楽しくなるのか、吾朗監督やデザイナーの清水郁菜さんたちがアイデアを出し合う。
「ジブリの大倉庫」の「天空の庭」に設置予定のロボット兵は、実物と同じ大きさの原型の制作が始まった。一方でネコバスルームにあるトトロの住処であるウロは、本物の木を重ね合わせて、手触りに気を付けながら仕上げの作業が行われていた。メインビジュアルにも使用されている大倉庫の中央階段は、たくさんの手作りタイルで装飾される計画。この仕事を担当するのは、タイル職人の白石普さん。吾朗監督のイメージスケッチをもとに、自らのアイデアを取り入れながら、空間を彩るタイルを制作していく。
「地球屋」内部の展示物の中でも“からくり時計”の制作には、スタッフがひときわ苦労することになった。吾朗監督がこだわったのは、映画と同じように生の音を奏でる時計であること。しかし、これだけの規模のからくり時計を作った経験者がいなかったからだ。多くの専門家たちが集まり動力の一部をゼンマイとして仕掛けを動かす「ゼンマイチャレンジ」が始まった。さらに、珍しい木製楽器ポルタティーフオルガンの制作や、地球屋1階のバイオリン工房の監修にもそれぞれの分野の専門家たちが取り組んでいく。
「どんどこ森」の裏山には、木や土など自然に還る素材で「どんどこ堂」というトトロの姿を模した遊具が作られる計画。構造部分を担当した大工の高橋一浩さんは、木材を組んであの形を表現するため、寸法やラインを出すのに苦労したという。胴体の外壁部分を担当する左官職人の松木憲司さんにとっても、曲面に土壁を塗り重ねることは至難の業だった。表面に何度も土を塗り重ね、最後の仕上げ塗りを行う日、土壁には大敵の氷点下の気候になってしまった。雪の積もる早朝、表情を強張らせる松木さん。果たして、どんどこ堂は無事出来上がるのか。