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荻上直子監督×筒井真理子、映画『波紋』インタビュー 「面白くてやめられないもの」

映画『波紋』(C)2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ

映画『波紋』(C)2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ

――映画『波紋』で印象に残っているシーンは?

筒井木野さんが演じる水木さんのお部屋ですね。身につまされるというか、年々、片づけられなくなってきている気がします。高畑淳子さんもおっしゃっていたのですが、本当にそうだなって。

荻上そうなんですか?

筒井昔は結構、きれいにしていたんですよ。靴下を白から黒までグラデーションのように並べて整理していたんですが、今はもうしてません(笑)。部屋が散らかっていると、頭の中もまとまらなくなるから、断捨離しなきゃって思っています。監督は?

荻上私は結構なんでも捨てちゃっていますね。

筒井やっぱり! 監督の作品を観れば、監督自身のお部屋も綺麗なんだろうなって思っていました。

荻上キッチンとか目につくところはきれいにしていますね。でも、押入れの中はぐちゃぐちゃですよ。目につかないところはぐちゃぐちゃ。メリハリがあるんです(笑)。

筒井そういうのも大事ですね。

荻上私は筒井さんが無心になってフラメンコを踊るシーンが好きです。すごく熱心に向き合ってくださって、フラメンコも一生懸命練習してくださって。本番の表情が最高でした。

筒井リハーサルの時の方が、雨が降っていなかった分、もうちょっとうまく踊れたんですよね。みんながワーッと拍手してくださってうれしかったです。もともと雨の中で踊るシーンだったのですが、いざとなると服が濡れて足は開かないし、足元はぬかるむし…。

荻上そのボロボロな感じがすごく良かったんです。途中、ちょっと疲れてきているのもわかるし、なんか人間らしい感じがしました。

――依子が毎日、手入れを欠かさなかった枯山水の庭を踏み荒らしながら、息子(磯村勇斗)に促されてフラメンコを踊るシーンの爽快なカタルシス。劇場で味わっていただきたいですね。お話しありがとうございました。

予告編

筒井真理子
光石研
磯村勇斗 / 安藤玉恵 江口のりこ 平岩紙
津田絵理奈 花王おさむ
柄本明 / 木野花 キムラ緑子
監督・脚本:荻上直子

映画「波紋」フィルムパートナーズ(テレビマンユニオン U-NEXT 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ 讀賣テレビ放送 イオンエンターテイメント ジャストプロ)
製作幹事・制作プロダクション:テレビマンユニオン
制作協力:キリシマ1945
配給:ショウゲート
(C)2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
公式サイト:hamon-movie.com
公式Twitter:@hamon_film

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