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サッシャ×よしひろまさみち、時々“尾上松也” 「スター・ウォーズ」ファンが『マンダロリアン3』の“その先”を大予想
期待半分、不安半分だった『マンダロリアン』
サッシャ日本では米国での配信から1ヶ月半くらい遅れて、『スカイウォーカーの夜明け』の公開後、「ディズニープラス」の前身の「ディズニーディズニーデラックス」で配信が始まったんですよね。自分の中でも「スター・ウォーズ」熱が最高に盛り上がっていたんですけど、正直あの…、配信開始前は期待半分、不安半分だったんですね。
ジョージ・ルーカスが、2012年にルーカスフィルムをディズニーに売却して、新しい「スター・ウォーズ」映画の三部作を作る、となった時も期待半分、不安半分だったように、「スター・ウォーズ」を愛する身としては“とにかく面白くあってくれ”と。「スター・ウォーズ」のフランチャイズが拡がってくれることだけを期待していましたので、『マンダロリアン』が『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』(2016年)のような作品になってくれたら大成功だな、と思っていたような気がします。
よしひろ完全に一致です(笑)。本当に不安だったじゃないですか。もしかして台無しにされる可能性もあったわけですし、しかも、マンダロリアンが主人公って…。人気はあるけどサブキャラだし…。『ローグ・ワン』のように、アナザーストーリーとして素晴らしい完成度でちゃんと作ってくれるよね?という期待と不安がありました。
サッシャ正直、マンダロリアンなの?と思いましたよね。ボバ・フェットでもないから映画シリーズに登場していないですし。なんか、地味…みたいなところはありました。それが、「ディズニープラス」のローンチ1発目でいいの?みたいな。
サッシャそれは間違いないです。
よしひろ「スター・ウォーズ」シリーズにそれほど明るくなかったとしても、「ベビー・ヨーダ―、かわいい!」というところからみんな入っていけるし、観たら“『子連れ狼』じゃん”と、日本の人たちが一番入りやすいストーリーになっていた。
サッシャそこが『マンダロリアン』の製作指揮をとるデイヴ・フィローニとジョン・ファヴローのうまいところだと思うんですよね。キャラの登場にしてもせりふにしても、ファンはディープになればなるほどほくそ笑むポイントがあるんですが、そこが全くわからなくても物語そのものがしっかりしてるから、単純にドラマとして楽しめます。日本人が見ると『子連れ狼』で、西洋人から見るとマカロニウエスタン。西洋と東洋の時代劇をブレンドした感じ。
それでいて、「スター・ウォーズ」らしさをちゃんと引き継いでいました。「スター・ウォーズ」は自分がヒーローになって世界を救う話じゃなくて、他者のために戦っている人たちの話なんですよね。勧善懲悪でもなければ、すごく尊敬できるヒーローも出てこないけれど、何か自分を投影できる。自分の居場所がないと思っている人が、違う場所で自分の居場所を見つけていくみたいな感じも「スター・ウォーズ」シリーズにはあって、『マンダロリアン』にもそれがちゃんとあると思いました。
サッシャ確かに、エピソード4〜6は、スカイウォーカー家の親子喧嘩ですからね。
よしひろその後、アメリカでは里親や養子縁組が一般的になっていき、1999年から始まったエピソード1〜3は、血縁につながってはいくけれど、アナキン(後のダース・ベイダー)とオビ=ワン・ケノービとの師弟関係がメインになっていきましたし、新しい三部作に至ってはもっと多様になっていていいな、と思っていたんです。
サッシャ確かに。そうですね。デイヴ・フィローニが手がけてきたアニメシリーズ『クローン・ウォーズ』(2008年〜)でも、アナキンとアソーカ・タノの関係を描いていましたし、『スカイウォーカーの夜明け』もそういうオチになっていましたよね。どの時代の「スター・ウォーズ」も、いま、作る意味を持つ物語を作ろうとすると自ずと社会を映す鏡になる。それは『マンダロリアン』にも言えることですね。
『マンダロリアン』シーズン3
3月1日〜毎週水曜午後5時に最新エピソードをディズニープラスにて独占配信
公式サイト/https://www.disneyplus.com/ja-jp
公式Twitter/@DisneyPlusJP
公式 Instagram:@DisneyPlusJp
公式 facebook:@DisneyPlusJP
(C)2023 Lucasfilm Ltd.
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