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生田斗真×橋本環奈、映画『湯道』インタビュー「日常の中にある幸せを届けられたら」
地域の人たちに親しまれている銭湯「まるきん温泉」を舞台にした群像劇。生田は、亡き父が遺した「まるきん温泉」を畳んでマンションに建て替えようとする建築家の三浦史朗を、橋本は「まるきん温泉」で働く看板娘・秋山いづみを演じる。
銭湯として営業できそうなセットの完成度の高さ「誇らしかった」
生田京都の撮影所には銭湯だけでなく、道や向かいのお店も建てて一つの町みたいになってたんです。撮影所にいる他の作品のスタッフやキャストも、「なにこれ?」と見学に来ていて、なんだか誇らしかったです。湯船に入って温まれるし、シャワーからちゃんとお湯が出るようなっていて、このまま営業できるんじゃないかな?と思ったほどの完成度の高さでした。
劇中、僕と(史朗の弟・悟朗役の)濱田岳くんが兄弟げんかをするシーンがあるのですが、ボイラー室ではじまって、男湯へ行って、女湯へ行って、番台のところまで行って…と移動していくのは、セットを見てもらいたくてそうしたというのが本当のところですね。セット自慢感がすごい(笑)。
生田テストで初めて聴いた時、びっくりしたよね。お風呂で歌うとエコーがかかる感じそのままで。
橋本お風呂で歌うとうまく聴こえるっていうじゃないですか、普通に歌っても上手なお二人が歌うとさらに!さらに!を越えてという感じでした。終盤、まるきん温泉で、主な登場人物の皆さんが集まるシーンもあるのですが、あのシーンも番台から見ていてしびれました。なんて豪華な顔ぶれなんだろうって。
生田吉田鋼太郎さん、柄本明さん、小日向文世さん、梶原善さん、寺島進さん、戸田恵子さん、みなさんが一堂に会するシーンね。しかも1人ずつせりふがあって、最後、僕だったんです。それを長回しで撮るというので、緊張しました。誰か、噛んでくれって(笑)。
橋本私も終わりの方だったので緊張しました。自分でNGを出してやり直しになったらどうしようって。
生田みんなプロなので。噛まなかったですね。
橋本しかも、柄本さんがリハとちょっと変えてきたり。ドキドキしました。
生田急に大きな声を出したんだよね。小日向さんもびっくりしていた(笑)。
生田岳くんと五右衛門風呂に入るシーンも最高でしたね。和歌山でのロケで、すごく寒かったんですけど、お風呂はすごく温かくて。環奈ちゃんや夏木マリさん、スタッフのみんなはダウンコートを着ているのに震えていたけど、僕たちはポカポカで、上裸になって仁王立ちして、あぁ気持ちいいって。
橋本おふたりは気持ちよさそうでしたけど、本当に寒かったです。でも景色がすごく良い場所でしたね。
生田あそこの場所、インスタ映えするスポットとしても有名らしいね。