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ORICON NEWS
『silent』キャスト・出演者一覧、相関図【2022年10月期放送】
青羽 紬/川口春奈
8年前、一生をかけて愛したいと思えた恋人との別れを経験し、新たな人生を歩もうと前を向いて生きている。そんな紬と大切な人との出会いは高校2年の秋、たまたま朝礼で耳にしたある男子生徒の声に引かれたことがきっかけだった。壇上で作文を読む、佐倉想(目黒蓮)に心を奪われた紬は、次第に彼が気になる存在となっていることに気づく。3年生で同じクラスとなり、共通の友人を通してだんだんと距離が縮まっていった2人は付き合うことに。音楽好きというお互いの趣味で通じ合い、仲を深めていくも、卒業後のある日、想は突然、理由も言わずに別れを告げて姿を消してしまう。8年後、新たな人生を歩み始めていた紬は偶然、雑踏の中に想の姿を見かける。もう一度ちゃんと話をしたいと彼の姿を探し始めたが、想は徐々に耳が聞こえにくくなる「若年発症型両側性感音難聴」を患い、聴力をほとんど失っていたという思いがけない現実を知ることになる。
佐倉 想/目黒蓮(Snow Man)
18歳の時に“若年発症型両側性感音難聴”を発症したことで音のない世界で生きることになった青年。難病指定にもなっているこの病は40歳未満で発症し、両耳がだんだんと聞こえなくなっていくという難聴が主な症状で、有効な治療法は確立されてなく、難病の一つとなっている。そんな想は、高校時代はサッカー部のエースを務めていたが、普段は好きになった相手にもつい素っ気ない態度を取ってしまう少し内気な性格の持ち主。高校を卒業する頃には難聴の症状が出始め、いずれはほとんど聞こえなくなってしまう可能性が高いという現実を知らされることになる。地元を離れ東京へ進学するタイミングに合わせて紬に別れを切り出し、一方的に、何も告げずに彼女の前から姿を消してしまった。紬だけでなく、高校仲間との縁も全て断ち切り、スポーツ推薦を受けた東京の大学に進学した想だが、難聴によって起きた変化にとまどい周囲からも期待されていたサッカーも諦めることに。その後、大学を卒業してからは人とのコミュニケーションを取ることにつらさを感じて職を転々としたが、現在は在宅で校閲の仕事をしながら、限られた人にしか心を開かずに日々を過ごしている。しかし、一生会わないと決めていた紬とのまさかの再会を果たしたことで、その閉ざしていた心にある変化が起きはじめ…。
戸川湊斗/鈴鹿央士
紬の中学時代からの同級生であり、紬のかつての恋人・想(目黒蓮)とは高校時代にサッカー部で知り合い親友だった。そんな湊斗は、紬と想と3人で同じクラスになった3年生の時、自分が恋心を抱いていた紬と共に汗を流してきた親友の想が、互いに好意を寄せていることに気づいてしまい、大切に思える2人が付き合うことを複雑に感じながらも祝福することを決めた過去を持つ。それでも紬への思いを胸に秘めていた湊斗は、高校卒業後に紬が想と別れたことを知り、その後、同窓会で再会したことをきっかけに、紬と付き合うことに。そして、付き合って3年が経ち、次第に将来のことを考え始めるようになってきた頃に再び想が現れたことで心がざわつきはじめる。
佐倉 萌/桜田ひより
聴力を失っていく想(目黒蓮)を家族としてそばで見つめてきた。小さい頃から姉の華にはこき使われ、兄の想には甘やかされて育ってきた。紬の弟(川口春奈)・青羽光(板垣李光人)とは同じ高校に通った同級生という間柄だったが、兄と紬の関係性を知っていたこともあり、そこまで仲は良くなかった部分も。いつもやさしかった兄のことを思い、なかなか病気を受け入れられない想や、家族よりも先にひっそりと手話を覚え始めたため、佐倉家の中では一番手話ができる。
青羽 光/板垣李光人
光にとっては物心つく前に父が亡くなったため、父の記憶はほとんどなく、働きづめだった母の代わりに面倒を見てくれていた姉のことが大好きで、ゆくゆくは結婚して幸せになってほしいと願っている。そんな光は、群馬から東京に出たくて都内の大学に進学。現在は、姉と一緒にアパートで2人暮らしをしながら学校に通っている。紬が今付き合っている恋人・戸川湊斗(鈴鹿央士)に、地元にいるころからなついていて、いつかは紬と結婚してほしいと思っている。時に思ったことを口にしてしまうことも多いが、これまで自分のことを大事にしてきてくれた姉のことを思うやさしさも持ち合わせている。
桃野奈々/夏帆
普段は笑顔をのぞかせることが少なくなった想にとっては、数少ない心を許せる相手でもある。そんな奈々は生まれつき耳が聞こえず高校まではろう学校に通っていたが、高校卒業後に一般の大学に進学。しかし、周りにろう者がいない環境に苦戦した過去も。そんなある日、想と出会い、手話を教える間柄になったことをきっかけに仲良くなり、卒業した今も一緒に行動を共にすることが多い。
春尾正輝/風間俊介
春尾は物腰も柔らかく、人の良さそうな雰囲気をまとっているが、元々は人に興味を示さないタイプで、友達も恋愛も人並みになんとなくこなしてきたところも。一方で中途半端な企業に就職するのが嫌だという理由で大きな志もないまま大学院まで進むことを決めるなどプライドが高い一面もある。将来の夢もなく、とにかく何か就活に役立てばという気持ちで、聴覚障がい学生への授業補助ボランティアに参加するようになる。
佐倉律子/篠原涼子
夫とともに愛情深く、想を含む3人の子供たちの成長を見守り続けて、どんなときでも自分のことより家族を大切に思い生きてきた女性。そんな律子にとって、いつも穏やかで、周囲の人間への気配りを忘れない想は自慢の息子である一方、自由奔放でいつも気兼ねなく話をできる娘2人に比べ、やさしさからあまり本音を明かしてくれないことに対して少しさみしく思う時もあった。ある日、息子が耳に異変を感じ始めたことに誰よりも早く気付いた律子は、すぐに想を病院に連れて行く。そこで医師から告げられた現実に、律子は取り乱してしまう。遺伝性の可能性もあるとの言葉に責任を感じ、自己嫌悪に陥ってしまう律子だったが、想のためにと自分なりに病気と向き合う覚悟を決める。