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消えた「おにぎり100円セール」、コンビニ各社で“高単価おむすび”好調なぜ?
身近なおにぎりにこそ、家庭で“手軽に作れない”高付加シリーズ コロナ禍で売上増
「自宅で過ごす時間が増えたため、食卓をちょっと豊かにしたいと考えるお客さまが増えたせいか、コロナ前と比較して高付加価値おむすびの売上シェアが20%程度増加しております。食事を外食から中食にされた方々でトライアルが増加し、その後リピーターにつながっていることも要因の一つと考えます」(ファミマ担当者/以下同)
「定番商品においては、直に海苔を巻いた直巻タイプのおむすびが伸長しております。海苔を召し上がる時に巻くタイプと違い、素手で触らずに召し上がれる点がコロナ禍で需要を伸ばしている要因の一つと思います。もう一点が、高付加価値商品の拡大です。ごちむすびの他、SPAMむすび、具だくさんむすびなど、定番のおむすびよりも食べ応えや美味しさ等、付加価値がついているものは順調に推移をしております」
定番商品だからこそ細部のこだわりで差別化、物価高騰で国産米おにぎりに各社注力か
(※)北海道のみ北海道産米を使用し、海苔の仕様が異なる。
以前まで定期的に開催された100円セールに代わって、需要が高まっている「ごちむすび」セールも定期的に開催。外国産原材料の物価高騰が止まない中、国産米を使ったおにぎりの重要性と多様性は、今後ますます各社で高まっていくかもしれない。