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“オフ全開インスタ”が話題の伊藤英明、日常をさらけ出し俳優業への布石に「生き様が役に厚みを生む」
役作りで取り入れた“お笑い芸人”「オードリー春日の話し方を研究した」
伊藤英明平野さんは、僕が20代だった頃からの付き合いなんです。最後にご一緒したのが15年ほど前の『この胸いっぱいの愛を』という作品でした。なので久しぶりに「英ちゃんにやってもらいたい役がある」と平野さんに言われたときはすごく嬉しくて、どんな役だろう?と思ったらギャグ漫画『KAPPEI』の勝平役と聞いて正直ガッカリでした(笑)。僕の中ではアクション満載のスパイ映画とか、賞レースに出品するような時代劇なのかもしれないと、期待しすぎていたところもあったんですよね。
――そんな気持ちから撮影に入った本作ですが、主人公・勝平を演じるにあたって、とても慎重になっていたとか。
伊藤英明実写でギャグ漫画を演じるとなると、原作とは違う表現方法をしないと成立しないと思ったので、かなり綿密な打ち合わせをしました。こういうテイストの作品だからこそ真面目に挑まないと面白い作品はできないですから。役作りに関しては、オードリーの春日さんの話し方や、他のお笑い芸人さんネタの間を研究して、見た目は完全にスギちゃんに寄せてます(笑)。髪の毛はカツラを使用して、より漫画らしく、“変化しない不自然さ”が出せるように役を作っていきました。